28年度ごろ完成へ協力 6号牛久土浦BP 国は来年度に着工(牛久市・つくば市・つくばみらい市交通体系整備促進連絡協議会)

 牛久市・つくば市・つくばみらい市交通体系整備促進連絡協議会(会長=池邉勝幸牛久市長)は29日、県庁に立藏義明土木部長を訪ね、国道6号牛久土浦バイパスの整備促進と3市を結ぶ新規広域道路の整備、あわせて通学路の安全確保対策や橋梁の長寿命化に必要な予算の確保を求める要望書を提出した。このなかで、牛久土浦バイパスの事業化区間1.3kmは26年度から本格的に着工して28年度ごろの事業完了を目指すことが報告され、事業効果を高めるためにも、関連する県と市の事業を同時期に完了させるよう協力して取り組むことを確認した。

 要望活動には池邉会長のほか、各市の市議会代表者や建設部の部長らが参加。また、オブザーバーとしてこの地域から選出された県議会議員3人も同席した。今回は、国道6号牛久土浦バイパスの整備促進や3市にまたがる新規広域道路の整備、および通学路の安全確保や道路橋の長寿命化に向けた予算確保の3点が要望された。

 国道6号牛久土浦バイパスは、国道6号の牛久駅・荒川沖駅周辺の市街地の渋滞解消を目的とした、15.3kmのバイパス。23年11月には学園西大通り(つくば市稲岡)から学園東大通り(土浦市中村西根)までの1.6kmが暫定2車線で開通し、全体では国道408号交点(つくば市西大井)から学園東大通りまでの3.9kmが供用している。

 今回要望されたのは、牛久市遠山町のバイパス起点から市が整備している都市計画道路城中・田宮線までの1.3km区間の工事着工と早期完成、および県道谷田部牛久線から国道408号線までの区間1.9kmの早期事業着手。

 牛久市遠山町から城中町まで、バイパス起点側1.3kmの事業化区間では現在、常総国道事務所で用地取得を進めているほか、本年度は橋梁の詳細設計を策定している。26年度から工事着手する見通しで、一部の工事用道路は本年度から工事を開始する。

 県ではこれに関連し、田宮町交差点の渋滞緩和を目指して、市の都市計画道路城中・田宮線整備と一体的に田宮中柏田線(延長825m)の整備を行っている。これまでに、国道6号から西側の優先区間320mを供用。残る区間は用地買収と改良工事を進めているが、一部懸案となっていた用地は「この12月に買収の契約を締結している」と報告された。

 池邉会長は「牛久土浦バイパスの整備は、単に国道6号の渋滞解消だけでは無い。高齢化社会が加速する時代背景の中で、まちなかの再生に向けても大きな意義がある」と、早期整備の必要性を強調した。

 立藏部長は「牛久土浦バイパスは国・県・市が一体となって事業を進めており、国の担当する1.3km区間ではまだ用地が一部残っているが、28年度以降で一定のめどが付きそう」との見通しを示した。

 24年度の大型補正では、この区間に4億円を投入していると説明し、「復興予算や補正予算をうまく使えば事業に弾みがつくが、用地が買えていないと補正がつかえない。28年度に国・県・市で一緒に開通することが一番効果の高いやり方であり、そのためにも用地買収に市の協力を」と求めた。

 また、牛久土浦バイパスの未事業化区間については「先に開通済みの区間とつなげれば事業効果は高まるが、予算も限られている。どのような手法が良いか、これから検討していきたい」と述べた。

 3市をまたがる広域道路については、つくばみらい市のみらい平地区から、つくば市南部の都市計画道路小山・大井線を経由して牛久市ひたち野地区に至る道路と、つくばみらい市みらい平地区から県道高岡藤代線やつくば市南部を経由し、牛久沼を横断して牛久市刈谷地区に至る2路線について、県の計画構想路線として位置付けて整備を推進するよう求めている。

 池邉会長は、特に牛久沼を横断する個所について「稲荷川、谷田川、西谷田川の3河川に分断され、岬といわれている。身近にありながら橋がないため行き来できなく、不便な地域で周りの発展から取り残されている」と現状を訴えた。

 立藏部長は「構想路線は具体化が進まず、ご迷惑をお掛けしている。河川で分断されている地域であり、ここに橋がかかれば大きな効果ある」と理解を示した。一方で「延長が長いので、どういう整備手法やルートにすれば一番効果が高いか、検討する必要がある」と述べ、「いろいろな要望を受けており、優先順位を付けて取り組んでいきたい」と応じた。

 県では牛久市とつくばみらい市を結ぶ道路として、県道野田牛久線の整備に取り組んでいる。現在、つくば市の天宝喜地区でつくば市道との交差点の一部改良を進めているほか、バイパス区間の稲荷川に架かる橋梁や用地買収、および歩道設置のための現道拡幅に向けた用地買収や改良工事を実施していると報告。立藏部長は、「まずはこの路線を安全な道路としたい」と理解を求めた。

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