宇都宮市がLRT都市計画素案 軌道を特殊街路で都決 野高谷交差点を高架化 新4号は盛土を通過

[2016/1/20 栃木版]
 宇都宮市はこのほど、LRT事業に係る都市計画素案を明らかにした。同案によると、LRTの停留場予定地は19カ所、相対式ホームを基本的に採用するが、ホーム両側を使う島式もJR宇都宮駅東口など3カ所で採用。車両基地は規模を約4haとし、配置個所は新4号国道付近を候補地とした。LRT軌道は、基本的に幅員6.5m。軌道導入に伴い、道路や交差点の拡幅などのほか、新4号国道の盛土部の通過、清原工業団地内の野高谷町交差点の高架化も計画されている。

 宇都宮市のLRT事業は、計画区間がJR宇都宮駅西側の中心市街地と鬼怒川左岸の工業団地や大規模開発地区を結ぶ、桜通り十文字付近~東武宇都宮駅~JR宇都宮駅~宇都宮テクノポリスセンター地区~芳賀高根沢工業団地。

 都市計画決定(変更)では、LRT軌道の導入に伴い、新たにLRT軌道の特殊街路を決定するほか、道路拡幅や交差点改良のために既存の都市計画道路を変更するものとした。対象は、宇都宮市内の優先整備区間にあたる、3・2・3号宇都宮芳賀線(主要地方道宇都宮茂木線)や3・3・101号東大通り(主要地方道宇都宮向田線)のほか、テクノポリス地区にある3・4・130号野高谷大塚線(主要地方道宇都宮向田線)や3・4・131号テクノ東通り。JR宇都宮駅東口から宇都宮市と芳賀町の行政境までのLRT軌道の特殊街路である、10・7・101号宇都宮芳賀ライトレール線も対象となる。

 10・7・101号宇都宮芳賀ライトレール線は、起点が宮みらい地内、終点がゆいの杜8丁目地内の延長約1万2080m。構造形式は、地表式が延長約1万0400m、嵩上式が延長約1660m。幅員は6.5m~22.7m。停留場15カ所(芳賀町内にも4カ所)、車両基地1カ所を設ける。

 3・2・3号宇都宮芳賀線は、起点がゆいの杜1丁目地内、終点が芳賀町下高根沢地内の延長約4250mで、宇都宮市区間は延長約1660m。地表式の4車線で、幅員は30.0m。LRT導入に伴う道路拡幅を行うため、都市計画を変更する。

 3・3・101号東大通りは、起点が東宿郷1丁目地内、終点がゆいの杜1丁目地内の延長約8410m。地表式の4車線で、幅員は23.5m。LRT導入に伴う道路拡幅や交差点拡幅を行うため、都市計画を変更する。

 3・4・130号野高谷大塚線は、起点がゆいの杜4丁目地内、終点が芳賀町芳賀台地内の延長約1840mで、宇都宮市区間は延長約1780m。地表式の2車線で、幅員は18.0m。3・2・3号宇都宮芳賀線との交差点で隅切りの形状を変更するため、都市計画を変更する。

 3・4・131号テクノ東通りは、起点がゆいの杜5丁目地内、終点がゆいの杜2丁目地内の延長約1470m。地表式の2車線で、幅員は16.0m。3・2・3号宇都宮芳賀線との交差点で隅切りの形状を変更するため、都市計画を変更する。

 LRTの停留場予定地は、[1]JR宇都宮駅東口[2]宿郷町[3]東宿郷[4]今泉町[5]陽東[6]ベルモール前[7]平出町[8]下平出[9]下竹下[10]作新学院北[11]清原管理センター前(清原球場や清原中央公園付近)[12]清原工業団地北(県グリーンスタジアム付近)[13]テクノポリス西[14]テクノポリス中央[15]テクノポリス東(ここまで宇都宮市)[16]芳賀台(ここから芳賀町)[17]管理センター前[18]かしの森公園[19]本田技研北門-としている。

 停留場については、道路の中央軌道に乗降場を千鳥配置する相対式ホームを基本的に採用。ホーム両側を使う島式も、起終点や交差点部を右左折する停留場である、JR宇都宮駅東口・清原管理センター前・本田技研北門の3カ所で採用する。ホームの幅員は相対式が2.2m、島式が3.5mとした。入口には高齢者に配慮した安全柵や手すり、車いすに配慮したスロープを設置する。

 車両基地は規模を約4haとし、配置個所は新4号国道付近を候補地に想定。基地内には、管理棟、検修庫、保守部門建物、変電所などを設置。留置線は20編成とし、検修庫内にも5編成留置する。

 LRT軌道は基本的に、幅員6.5mの2線による複線とする。JR宇都宮駅東口~国道4号までの区間は、車道の中央に軌道を設置し、車道4車線を維持。国道4号~新4号国道西側付近までの区間は、車道の中央に軌道を設置。西進側は車道1車線、東進側は車道2車線とする。

 新4号国道西側付近~鬼怒川右岸付近までの区間は、幅員8.1mの専用軌道を整備。平出交差点の手前で道路をそれて高架区間を含む軌道を新設するものとする。新4号国道交差部南側の盛土部には、軌道が通過するアンダーパスを整備する。

 鬼怒川渡河部~鬼怒川左岸~清原工業団地西端付近の区間は、幅員8.4mの高架橋を整備。清原工業団地西端付近~清原通りまでの区間は、車道2車線の北側にLRTの軌道を整備する。

 清原通り~野高谷町交差点の南北に通過する区間は、東側の緑地帯にLRTの軌道を整備。交差点部は道路交通や道路の勾配を考慮し、東側にLRT軌道の高架を整備する。野高谷町交差点~宇都宮市と芳賀町との行政境の区間は、車道の中央にLRT軌道を設置し、車道4車線を確保。4車線を確保するため、道路の拡幅や交差点の改良を行う。

 今後は2月2日まで都市計画素案の縦覧を実施。2月21日の公聴会を経て都市計画案を作成。3月中旬に計画案の縦覧を行い、4月下旬の都市計画審議会の審議を経て、変更した都市計画を決定する見込みだ。

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