行場商店ら4者採択 水産加工場の整備補助 志津川地区に建設(南三陸町)

[2016/1/29 宮城版]
 本吉郡南三陸町は、27年度の町水産業共同利用施設復興整備事業で、補助金を活用して水産加工場などを建てる事業者を募集し、応募があった5者の事業計画を審査した結果、4者を採択した。採択されたのは、行場商店、伊藤、マルセン食品、マルアラ及川商店で、いずれもの町内の事業者。年度内に補助金の交付を決定した後、順次、水産加工場などの建設に着手してもらう。

 4者が計画している水産施設の規模は、行場商店がS造2階建て延べ2008平方m、伊藤が同1198平方m、マルセン食品が同869平方mで、いずれも加工処理施設と冷凍・冷蔵施設で構成、2階が事務所となる。マルセン食品は地魚直販施設も備える。マルアラ及川商店は、S造平屋1010平方mの規模で、加工処理施設のみとなる。

 施設整備の対象地は、志津川地区の水産加工施設等集積地で、町が都市再生機構(UR)に委託して区画整理事業を進めている。行場商店とマルアラ及川商店は町有地、残りの2者は民有地への立地となる。

 町有地は29日にURから土地の引き渡しを受けるため、すぐにでも水産加工施設の建設が可能となる。民有地は5~6月ごろに仮換地を指定する見通しで、その後の着工となりそうだ。

 水産業共同利用施設復興整備事業は、町が設定した要件を満たす水産施設の整備に対して、対象事業費の8分の7以内を補助する制度。

 今回の公募は、昨年10月5日~11月30日に事業計画を受け付け、12月21日に審査会を開いて採択者を決めた。全体事業費がおおむね27億円程度で、1者あたりの事業費に9億円を上限としている。事業期間は29年3月31日まで。

 町によると、採択された4者に補助金を交付しても予算は余るそうだが、28年度も同事業で募集をかけるかどうかは未定。区画整理で生みだす町有地は空きがあるようだが、活用方法は検討中としている。

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