仙台市の28年度当初予算案 普建費726億円 震災前の3割増 一般会計5067億円

[2016/2/3 宮城版]
 仙台市は2日、28年度当初予算案を発表した。一般会計は5067億円を計上する。震災復興計画の終了に伴い、27年度当初を322億円(前年度比6%)下回った。普通建設事業費は726億9242万円を盛り込む。27年度当初比では約30%減少するが、復興事業の継続などで震災前の22年度比では約30%増となっている。

 28年度の予算編成は、復興事業の継続と「政策重点化方針2020」に基づいて、地下鉄東西線の開業や人口減少対策など将来まちづくり施策に重点投資する。このほか、公共施設の長寿命化など、中長期的な財政運営を見据えた取り組みも充実させる。

 普通建設事業費は726億9242万円を計上し、補助費に400億7808万円、単独費に317億1170万円、国直轄事業負担金に9億0263万円、災害復旧事業費に39億1049万円を盛り込む。震災前の18年度比でほぼ同額、22年度比では3割増になる。

 重点投資するまちくづり施策は、地下鉄東西線の開業や人口減少対策、防災・環境、復興、都市経営を柱にする。東西線開業によるまちづくりでは、音楽ホール整備検討調査に2000万円や、東西線「卸町駅」周辺地区の優良建築物等整備事業推進に1700万円を計上する。

 人口減少や防災・環境は、学校教育施設の整備に80億4429万円を計上する。新設の七郷第二小学校と笹小学校の用地取得費35億9357万円、維持修繕費21億7669万円のほか、増改築費は岩切中学校の施設解体費などに計58億6760万円を充てる。

 復興まちづくりは、震災復興メモリアルに4億5110万円を計上。都市経営の推進では、公共施設総合マネジメントプランに基づき、仙台市博物館、泉文化創造センター、各区役所庁舎を改修するため、基本計画の策定や工事費に1億0500万円を盛り込む。

 復興事業は東部復興道路整備に61億9486万円。蒲生北部の区画整理事業に64億3999万円を計上。復興以外は、道路新設改良費166億9601万円、都市計画街路整備に58億9708万円、橋りょう整備に22億9415万円などを盛り込む。

 一般会計のほか特別会計、企業会計を含む総額は1兆0910億円を計上し、5カ年連続ので1兆円を超える。市議会第1回定例会は10日開会の予定で、当初予算案など計90件の議案を提出する。

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