右岸側の橋脚から発注 28年度 県が鎮守大橋を架設

[2016/2/9 宮城版]
 県は28年度、石巻市に代わって鎮守大橋の架設工事に着手する考えだ。県東部土木事務所によると、3月末の完了をめどに河川協議を進めている段階で、4月早々にも最初の下部工として、右岸側の橋脚工事を発注する予定。その後、支障物件の移転が済んだところから順次、工事を発注していく。総事業費は約70億円を試算している。32年度の全体完成を見込む。

 同橋は、旧北上川に架設し、右岸側の門脇地区と左岸側の湊西地区を結ぶ。両地区ではそれぞれ土地区画整理事業による住宅地の再編が進められている。2つの区画整理事業地をつなぐ門脇町・三・四丁目線1号線(仮称)の橋となる。

 同線の計画延長は935mで、うち536mが橋りょう部分。幅員は11.5mを確保する。同橋のタイプは、川の上が3径間連続PCラーメン橋、その両側の左岸と右岸には3径間連続非合成鈑桁橋を架ける見通し。川面から桁までの高さは12.2m以上を確保する。両岸には国が海抜4.5mの高さで河川堤防を築くため、それを乗り越す形で架設する。

 市はこれまでに、同橋の予備設計業務を協和コンサルタンツ(東北支店・仙台市青葉区)、詳細設計業務を玉野総合コンサルタント(仙台事務所・仙台市青葉区)に委託した。工事は、河川内が特殊で、技術的な面も含めて県に委託することにした。

 市と県は、昨年9月に27年度協定、10月に基本協定を結んだ。市は当初予算で、同線の工事委託費に13億円を計上しており、当初は県が年度内に最初の下部工を発注する予定だったが、河川協議に時間を要しているため、28年度に発注をずらすようだ。

 市が昨年12月に公表した震災復興基本計画の実施計画(28~30年度)では、同線の街路整備事業に、28年度で15億円、29年度に10億4500万円、30年度に10億4500万円の事業費を試算している。

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