過去5番目1兆3743億円 災害復旧費20%増 河川整備など推進 28年度当初予算案(県)

[2016/2/10 宮城版]
 県は9日、28年度の当初予算案を公表した。一般会計の総額を1兆3743億6064万円とする方針だ。27年度当初比は3.6%減(515億7743万円減)で、過去5番目の規模。復興創生期間の初年度として被災者支援を継続するとともに、災害復旧費を同20%増やして災害に強い河川整備などを進める方針だ。

28年度当初予算の内容を説明する村井知事

28年度当初予算の内容を説明する村井知事

 当初予算案は、村井嘉浩県知事が記者会見して内容を公表した。村井知事は当初予算案を「復興創生・加速化予算」と銘打ち、復興創生期間も被災者救済を最優先にしていく方針を明かした。

 一般会計のうち震災対応分は4832億8647万円で、27年度当初比17%減(990億3588万円減)。復興事業が減少したため、24年度をピークに年々減少している。これに特別会計、公営企業会計など各会計を合わせた予算規模を、同5.3%減の1兆6894億1339万円(951億3584万円減)とする。

 一般会計の投資的経費は4499億1209万円で、このうち普通建設事業費は同17.3%減の2451億5473万円。逆に災害復旧事業費は同20.8%増の2047億5735万円に増額する。

 災害復旧事業費の増額は、昨年9月に発生した関東・東北豪雨関連の復旧費38億4340万円などを計上するため。被災した道路・橋りょう、農地・農業用施設の本格復旧にあたる。

 道路ネットワークの整備では、三陸自動車道など高規格幹線道路の整備に86億8359万円、みやぎ県北高速幹線道路の整備に32億9600万円を充てる。大島架橋事業など復興関連道路の整備には283億2750万円を計上する。

 教育施設の災害復旧では、気仙沼向洋高校、宮城県農業高校の再建に56億5161万円。校舎を建て替える名取高校、石巻北高校などの整備に76億3596万円を計上する。

 公共施設の長寿命化対策には191億4619万円を計上し、計画的な維持管理に努める。

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