漁港復旧に365億円 28~31年度の継続費(石巻市)

[2016/2/13 宮城版]
 石巻市は12日、28年度の当初予算案を公表した。一般会計は前年度比13.4%減の2215億5000万円を計上。うち、投資的経費は1174億5000万円(10.6%減)。災害復旧費では、市道の災害復旧工事費など計218億4120万円を予算化した。漁港施設は、災害復旧事業その2として、28~31年度の4カ年で365億3339万円の継続費を組んだ。

 28年度の一般会計は、復旧・復興予算が当初に計上されるようになった24年度以降で、最も少ない規模。内訳は、復旧復興分が1551億6400万円、通常分が663億8600万円。

 主な減額要因は、下水道事業特別会計の繰出金について、日本下水道事業団(JS)との協定額が変更されたことに伴い、大幅な減額があったことなど。

 ただし、通常分に関しては、金華山公園線の災害防除事業費や、市営住宅管理運営基金の積立金などが増加したことにより、前年度よりも10.3%増となった。

 一般会計の投資的経費について内訳を見ると、災害復旧事業以外は、補助事業が896億4100万年(同20.4%減)、単独事業が49億0800万円(同13.1%減)などとなっている。

 災害復旧事業のうち、漁港施設は、これまで25~29年度の継続費を組んでいた。事業期間が延びるため、28年度以降の分を改めて継続費として組んだ形だ。年割額は、28年度が40億8521万円、29年度が144億0582万円、30年度が110億9059万円、31年度が69億5177万円。

 復旧対象は市管理の34漁港で、防潮堤や岸壁、防波堤、物揚場など。昨年10月末までの事業進ちょく率は、漁港で61%、海岸で3%。離島である網地島の池ノ浜漁港は、まだ手をつけていない状態だ。

 継続費はこのほか、渡波稲井線の街路整備事業に28~30年度で57億7800万円、湊中学校の水泳プール改築事業に28~29年度で3億0500万円、小学校施設の老朽化対策事業に同年度で1億8393万円、中学校施設の老朽化対策事業に同年度で1億8377万円を組んだ。

 一般会計に計上した継続費以外の主な事業費は、復興公営住宅整備事業が325億4303万円、防災集団移転促進事業が225億9002万円、低平地整備事業が92億0397万円、漁業集落防災機能強化事業が50億0799万円、水産加工業再生支援事業費補助が35億円など。

 特別会計では、下水道事業で、公共下水道復興建設事業費として、雨水排水ポンプ場整備事業のJSへの業務委託費に66億9000万円を計上するとともに、公共下水道建設工事費に19億2953万円を盛り込んだ。

 なお、一般会計と特別会計、企業会計を合わせた予算総額は3098億2942万円で、過去3番目の規模となる。予算案は16日開会の市議会2月定例会に提出する。

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