烏山土木の293号上川井工区 土羽法面に地盤改良工 28年度に初弾工事発注へ

[2016/3/12 栃木版]
 那須烏山市上川井地内の国道293号上川井工区の改築事業に伴い、東側のミニバイパス区間で法面の滑りを抑制するため地盤改良工事を実施する見通しとなった。工事は現道の法線を是正するため、南側の丘陵部を切り土。その後、路面の位置と勾配を安定させるため、再度切り土を行うとともに、道路と斜面の境界部分を約9m掘り下げ、境界部分の土質をコンクリートで固める中層混合処理工法を計画している。県烏山土木事務所によると、ミニバイパス400m区間は用地にめどが立っており、28年度にも工事を発注していく見通しを示している。

 国道293号上川井工区は、さくら市の鹿子畑バイパスと志鳥バイパス間の狭小区間1520mの改善。現道拡幅を主体に、丘陵部を一部カットし線形改良を行いバイパスを整備するもので、今年度は法面対策のための設計と用地補償を進めていた。道路の詳細設計と法面対策の検討は、ピーシーレールウェイコンサルタント(宇都宮市)が担当している。

 丘陵部をカットする法面の高さは、道路から約16.5mとなり、土羽で施工する斜面には将来、植物が繁茂するよう植生(厚層)基材による吹付け工事を行う。また、斜面と道路境界部は改良体掘削による地盤改良工を行い、滑り面を抑制し斜面を安定させるとした。

 上川井工区は26年度に国庫交付金を導入して整備に着手した。先行して整備の完了している鹿子畑バイパスと志鳥バイパスと整合を図り、全幅12.0mに拡幅。歩道は片側に3.5m確保する。全体事業費には5億円を試算している。

 改良区間の1520mには、農業用水路を渡河するほか、現道拡幅の中央部付近で那須烏山市道上川井軍沢線、ミニバイパス区間では市道志鳥影山線が分岐し、右折レーンなど付加車線の設置を計画している。

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