[2016/4/5　宮城版]
　東北地方整備局は、4日付で工事の発注見通しを公表した。件数は803件で、うち県内工事が企画部2件、営繕部4件、仙台河川国道事務所120件、北上川下流河川事務所35件、鳴瀬川総合開発調査事務所1件、鳴子ダム管理所4件、釜房ダム管理所2件、七ケ宿ダム管理所3件、東北国営公園事務所3件、塩釜港湾・空港整備事務所2件の計176件。仙台河川国道事務所は、橋りょうの上部工を11件発注する予定で、うち国道45号の水尻橋、津谷川橋、青野沢川橋ほかの3件がWTO対象となっている。

　仙台河川国道事務所のWTO工事は、第2四半期に本吉郡南三陸町の水尻橋、第3四半期に気仙沼市の津谷川橋と青野沢川橋ほかを発注する。

　水尻橋の上部工は、2径間連結ポストテンションPC中空床版橋で、概算工事規模が7億4000万～15億円。工期は17カ月。

　津谷川橋の上部工は、橋長191mの鋼5径間連続鈑桁橋で、概算工事規模が7億4000万～10億円。工期は約26カ月を見込む。

　青野沢川橋ほかの上部工は、橋長287mの5径間連続箱桁橋と、橋長96mの2径間連続鈑桁橋が対象。概算工事規模は10億～20億円。工期は約21カ月。

　同事務所はこのほか、道路改良工事31件、道路舗装工事11件、跨道橋工事5件、阿武隈川下流の災害復旧工事4件などを発注する。

　北上川下流河川事務所は、WTOで鞍坪排水機場の機械設備更新工事を第2四半期に入札する。WTO以外では、北上川下流の月浜地区築堤工事6件、十三浜地区築堤工事4件、同川や鳴瀬川の維持工事9件などを発注する。

　塩釜港湾・空港整備事務所は、第1四半期に、仙台塩釜港塩釜港区の貞山地区マイナス9m岸壁ほか本体工事と、仙台空港B滑走路の地盤改良工事を予定している。