道路48.4億、河川砂防4.5億 釜川放水路が初弾工 新規に石那田IC関連整備(宇都宮土木28年度事業概要)

[2016/7/15 栃木版]
 県宇都宮土木事務所は、97カ所に62億6900万円を投入する28年度の事業概要と実施予定箇所をまとめた。内訳は、▽道路・街路事業が69カ所48億4900万円▽河川砂防事業23カ所4億5200万円▽他部局からの受託事業が4カ所5億4300万円▽総合スポーツゾーン園路整備が4億2500万円。宇都宮環状道路のうち上戸祭ICは高架橋の橋脚1基に着工するほか、環状南は総合スポーツゾーンの整備に合わせ主要交差点の滞留長の延伸や付加車線を新設する。修繕工事を計画している釜川放水路は詳細設計をまとめ、初弾工事を発注する。新規では藤原宇都宮線の上田原北工区1800mのバイパス整備に向け用地調査を実施するほか、日光宇都宮道路の石那田IC新設に伴い、アクセスする小来川文挾石那田線と119号交差点の改善に着手する。 =3面に市町別事業実施予定箇所

 道路事業のうち408号宇都宮高根沢バイパス6600mは、矢板土木事務所と整合を図りながら、本線部工事の進ちょくを図っていく。発注見通しでは第2四半期に7件の改良と舗装工事を指名競争で発注する。

 宮環の主要交差点のうち上戸祭ICは予備・詳細設計で、高架橋の橋長を419mの鋼4径間連続箱桁と鋼5径間連続鈑桁の2タイプで構成する計画諸元を固めた。今年度は本線切り回しを行い橋脚1基を第2四半期に発注する。

 宮環の渋滞対策のうち、南側の121号ではスポーツゾーン整備に伴い、総合グランド入口など主要交差点6カ所を改善するため改良工事を計画。先行して工事を進めていた中央エントランスに続き、西エントランスの工事を発注するほか、西川田本町は用地調査や用地買収を進め工事発注に備える。東エントランスの若松原交差点では右折レーンを延伸するため詳細設計を進めていく。

 通称・大谷街道(3・2・101大通り)は、幅員30.0mの4車線に拡幅する事業。24年度から桜2丁目交差点西側に加え、同交差点南側の宇都宮栃木線についても睦町交差点まで延べ1055mの拡幅整備に着手、電線共同溝の設計などを進めていく。同街道駒生Iの1200mは、大谷地区スマートICのアクセス路として全幅20.0mに拡幅する。市道2457号線など6カ所の交差点で付加車線を確保するほか、公図混乱を解消するため用地調査を進め用地補償に着手する。

 宇都宮今市線と大谷観音線との交差点部の改善を含む600mを拡幅する大谷南工区は、用地補償を継続。歩道幅員3.5mを確保し、同区間にある一級河川姿川を渡河する大谷橋を架け替える。大谷橋の新橋は、橋長20.5mで上部形式をプレテンション方式PC単純床版桁。下部工は逆T式橋台2基とし、右岸側を杭基礎、左岸側が直接基礎で施工する。新橋は現在と同位置に架け替えるため、交通を確保した半断面施工を予定している。

 交安事業のうち、羽生田鶴田線は、姿川中央小学校付近とさつきロードの交差前後の狭あい区間の線形改良などに伴う拡幅。歩道を設置し安全を確保するため小学校付近370mが12.5m、さつきロード前後760mが11.5mで整備。今年度は用地補償の進ちょくを図り改良工事の発注を目指す。

 下岡本上三川線上郷南工区は、上郷工区に続き延長2000mの線形を改良し、片側に歩道2.5mを確保した全幅10.5mに拡幅する。区間内で一級河川江川を渡河する栄橋は現橋梁の直下流に新橋の架設を決め設計に着手。橋長27mのメタルの鈑桁を軸に、下部工は杭基礎逆T式橋台で検討を進めている。

 終点部の国道4号から500m区間を14.0mに拡幅する安塚雀宮線は用地補償を継続し歩道工事に着手。区間内の新川を渡河する東田橋は不足分をボックス工で継ぎ足す手法を前提に、今後は橋梁詳細設計で確定していく。3・4・109雀宮駅前線は事業延長298mについて、用地補償を進め電線類共同溝工事の進ちょくを図る。

 道路橋梁の保全対策では、一級河川鬼怒川の121号桑島大橋で、橋脚の鋼板巻き立てによる耐震補強工事を継続。全体では10基の橋脚補強を計画。今年度は第2四半期に右岸側4基の橋脚を条件付き一般競争で発注する。

 河川事業の田川は、裏腹付けによる堤防強化対策を継続。上流部の石那田町地内の田川は圃場整備事業の導入が決まり、河道計画を固め、調節池は詳細設計に移行した。調節池の面積は約1ha、容量には2万3000立方mを試算している。

 釜川放水路は、耐震化対策と修繕工事の工法を固めた。対策では漏水防止やモルタルの吹き付けによるPCM増厚工法、裏込注入工や横ボーリングなどによる水位の低下対策を実施、現在進めている詳細設計で緊急性や施工性を確認し、渇水期に初弾工事を発注していく。

 砂防事業のうち、宮山田IIAは法枠工1000平方m、待受け擁壁(W70.0m×H4.0m)を計画、用地補償を進めていく。

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