篠籠田防災公園 柏市と協定 実施設計へ(UR)

[2016/8/2 千葉版]
 都市再生機構(UR)東日本都市再生本部は1日、篠籠田防災公園(仮称)の実施設計等業務について、簡易公募型競争入札方式に準じた手続(総合評価方式)による手続開始を掲示した。同日付で柏市と同業務の委託協定を締結したもので、参加表明書などの提出期間は17日まで。柏市では29~30年度の工事を目指しており、同市の当初予算に事業費を確保できれば工事協定を締結し、URから29年度に工事が発注される見通しだ。

 同業務の対象となる篠籠田防災公園の整備予定区域は面積約2.8ha。広域避難場所に将来指定される予定で、防災公園として▽平常時機能(多目的広場、駐車場、幼児の遊び場、トイレ、排水施設、給水施設、電気施設)▽災害時機能(防災備蓄倉庫、災害用トイレ、耐震性井戸付貯水槽、非常時電気施設)──の機能を有する整備する計画。

 主な競争参加資格は、同機構東日本地区における27・28年度測量・土質調査・建設コンサルタント等業務に係る一般競争(指名競争)参加資格を有しており、業種区分「土木設計」に係る競争参加資格の認定を受けている単体企業で、東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県、茨城県に本・支店または営業所等があることなど。

 18年度以降に受注し、元請として完了した業務のうち、1.0ha以上の公園または緑地の実施設計業務及び公園又は道路等における軟弱地盤技術解析業務(実施設計業務と軟弱地盤技術解析業務は、別途業務でも可。実施設計業務について修正設計は認めない)の業務の実績も求める。

 計画地は大堀川の右岸に位置し、南側は河岸段丘の斜面林となっている。また、東側は国道16号で、国道と計画地の高低差は約5~6m。国道の東側は同公園と将来一体となる大堀川防災レクリエーション公園となっており、計画地とは北側に接する大堀川沿いの緑道で接続している。

 設計にあたっては、柏市が環境・グリーンエンジニア(東京都千代田区)に委託して作成した整備基本計画、27年11月にURから日本工営(東京都千代田区)に委託した基本設計等業務における検討結果をもとに、公園整備に向けた各種検討を行い、課題の整理、計画の立案を行うとともに将来管理者である柏市との協議を受け、29年3月15日までの履行期間で実施設計を完了させる。

 同公園の整備手法については、当初URの直接施行を前提とする防災公園街区整備事業としていたが、社会資本整備総合交付金事業の都市公園事業に変更した。市議会の27年第4回定例会(11月定例会)では佐藤勝次郎議員の質問に対し、吉川正昭都市部長が次のように答弁している。

 「整備する施設は必要最小限のものに限定し、平常時に多世代が多目的に利用する広場を中心に整備し、災害時には必要な耐震性井戸つき貯水槽、非常用電源、ソーラー式照明、仮設トイレ、かまどベンチなどの施設を設置する予定としている。整備に際しては、全国各地で防災公園の整備を行い、多くの実績やノウハウを有しているURの協力を得ることとしている。用地の取得については、27年度と28年度の2カ年で買収を行う予定としている。本格的な工事実施については、29年度、30年度の2カ年を予定している」

Comments are closed.


Powered by WordPress, WP Theme designed by WSC Project.