高洲地区リハビリ病院の誘致 城東桐和会を選定(千葉県浦安市)

[2016/8/3 千葉版]
 新たなリハビリテーション病院の誘致を目指している千葉県浦安市健康増進課は、7月28日に開いたプロポーザルに伴う選定審査会で、整備・運営事業者として医療法人社団城東桐和会(東京都葛飾区新小岩2-1-1、岡本和久理事長)を選定したと発表した。今後用地の賃借など基本協定が結ばれる見通しで、新病院の新設に向け規模などを含め県などとも協議していく。公募に当たって市は、施設規模の要件として200床以上の整備を掲げていた。

 リハビリテーション病院の誘致にむけ市は今年5月、募集要項などを公表したところ、都内を中心に東京さくら病院(東京都江戸川区)などを運営する城東桐和会1者から応募があったといい、審査会で基準を上回る783点(1000点満点)と評価された同者を選定した。

 誘致が図られるのは高洲7丁目2番街区(高洲7-21-1の一部)で、募集要項では対象用地をその北西寄り2万5000平方m以内とし、事業用定期借地権で提案内容により30年以上50年未満の機関で貸し付ける方針。現在の用途地域は第一種住居地域、容積率は200%、建ぺい率は60%となっている。

 市では病院の誘致と並行して、高洲地区についてそのまちづくりや土地利用方針をまとめる作業を進めており、病院用地はこのうちE街区に隣接。同街区は市民が身近にトップレベルのスポーツチームに触れ合えるスペースとしての利用を図る考えで、その約3万8000平方mの未分譲地は県企業土地管理局が売却を目指し、一般競争入札を公告し事業者を募集している(9月15日開札予定、本紙1日付既報)。

 病院事業者の公募に当たって市は医療機能面の条件として、回復期リハビリテーション病棟と地域包括ケア病棟、緩和ケア病棟の運営を求めたほか、先見的な知見の活用と研究成果の提供・発信、先端医療を担う人材育成機能などを盛り込んだ。

 このほかE街区に誘致するトップスポーツチームとの連携や調和に加え、市民生活の安心・安全向上や、地域内のコミュニティづくりに効果が期待できる施設とすることとした。

 施設整備では、耐震化や液状化のほかユニバーサルデザインに配慮した施設にするとし、利用する敷地の形状は、残地が不整形や無道路地、過小地とならないよう求めるなどしている。

 病院用地は19年度に県企業庁(当時)が策定した「浦安地区第二期住宅地基本計画」で、誘致施設計画内の「医療等関連機能ゾーン」として位置付けられ、その立地条件を生かし、総合病院などの医療ゾーンとして形成を図ることが示されていた。

 一方で近年の社会情勢や高齢化の進展により、求められる医療の変化に対応、同市民と東葛南部地域医療圏での課題解決に向けた用途での開発へシフト。これに伴い市では、急性期病棟などからの退院後に、回復期や慢性期、在宅医療における役割を担うためのリハビリテーション病院を、同地に民設民営で公募することにしたとしている。

Comments are closed.


Powered by WordPress, WP Theme designed by WSC Project.