茂木南部水路工を3分割 18地区に5億投入 圃場整備へ2地区が基礎調査(芳賀農振28年度事業概要)

[2016/8/18 栃木版]
 県芳賀農業振興事務所は17日までに、県営農業農村整備事業の28年度整備計画概要をまとめた。調査計画地区を含む15地区の事業費は5億0564万円。打越新田(芳賀町、宇都宮市)が刈沼川上流側の圃整工5.7haを2分割し一般競争を適用するほか、中山間茂木南部は水路工3件を9月に発注する見通し。新規の穴川用水大前堰(真岡市・茨城県筑西市)は、計画設計に着手し30年度の事業化を見込む。調査計画地区のうち圃場整備事業の導入を視野に椎谷(市貝町)と芳賀町北部第2(芳賀町)の2地区で基礎調査に着手、両地区とも31年度の事業化を目指す。

 工事費が重点配分された地区の事業費は、打越新田が1億5400万円、茂木南部は1億4400万円となった。

 小貝川沿岸2期と益子西部は、面工事や暗渠排水工事が完了。両地区とも今年度は水路付帯工を9月に発注する。畑地帯総合整備石島地区も水路工530mを9月に予定。標準断面は300×300ミリと400×400ミリ。

 中山間茂木南部は、小山(L1700m)・林(L2100m)・北高岡(L2300m)の各地区で施工する用水路工延べ6100mを3件に分け、9月をめどに発注。水路工の標準断面は、300×300ミリと400×400ミリ。委託関係では、29年度に施工予定の飯上地区の用排水路と北高岡甲新堀地区の農道の設計を9月にも発注する見通し。

 打越新田は、宇都宮市境の上流側5.7haが対象。工区割は第1工区が2.6ha、第2工区3.1ha。29年度は残る高台の飛び地4.7haを施工し面工事が完了する予定。29年度には暗渠排水17.5haを施工するため、設計を9月にも委託する見通し。

 農業基盤整備事業は、過去に実施した圃場整備事業地内の水路装工や道路の舗装工事。真岡市の勝瓜1が水路工110m(W1.5~2.0m×H0.9m)の柵渠、大谷津・杉山は小貝川沿岸1期地区で整備した道路の舗装工事で今年度は465mを計画。大谷津・杉山の事業期間には今年度末を予定しているものの、未整備区間として約1kmが残るため、29年度以降も事業延長を申請する見通し。これら2件の工事は9月をめどに発注する予定。

 基幹水利施設ストックマネジメント事業は、国営事業で整備した芳賀台地の3カ所の揚水機場のポンプ設備を修繕する。今年度は森田揚水機場の4基あるポンプ設備の分解整備を実施するほか、森田頭首工のゲート主ローラの分解整備工事を9月に予定した。

 農業水利施設保全合理化事業は、2カ所の取水堰の機能診断と保全計画で、このうち継続の横田大堰は除塵機やポンプ設備に続き堰本体を実施する。野元川の番城内堰は単年度で機能診断と保全計画を策定する計画。

 農村地域防災減災事業は、益子町にある八幡池の溢水対策で、今年度に計画樹立を行い29年度の採択を見込む。取水施設2カ所の新設に加え、水量を確保し機能を回復させる、ため池の浚渫がメーン。新規の穴川用水大前堰は、ゲート設備の更新などによる長寿命化対策に着手するもの。今年度に計画設計、29年度に計画を樹立し30年度の事業化を目指す。

 調査計画地区のうち圃場整備を計画する椎谷の受益面積は41ha、芳賀町北部第2は220haを想定し、基礎調査を実施していく。

 今年度の事業概要は次の通り。([1]事業費[2]事業内容[3]発注予定時期と件数、[4]事業期間、単位・万円、▼新規)

【中山間総合整備事業】

▽茂木南部(茂木町)=[1]1億4400[2]水路工6.1km、用排水路と農道設計業務[3]9月、4件[4]23~30年度

【経営体育成基盤整備】

▽小貝川沿岸2期(市貝町)=[1]3000[2]水路付帯工一式[3]9月、1件[4]19~29年度
▽益子西部(益子町)=[1]1200[2]水路付帯工一式[3]9月、1件[4]22~29年度
▽打越新田(芳賀町、宇都宮市)=[1]1億5400[2]圃整工5.7ha、暗渠排水17.5ha設計業務[3]8~9月、3件[4]25~30年度

【畑地帯総合整備】

▽石島(真岡市)=[1]1300[2]水路工530m[3]9月、1件[4]21~29年度

【農業基盤整備事業】

▽勝瓜1(真岡市)=[1]869.6[2]水路工110m[3]9月、1件[4]26~28年度
▽大谷津・杉山(市貝町)=[1]1800[2]道路舗装工465m[3]9月、1件[4]27~28年度

【基幹水利施設ストックマネジメント事業】

▽芳賀台地1(益子町、茂木町、市貝町、芳賀町、那須烏山市)=[1]9000[2]揚水機分解整備4基ほか[3]9月、1件[4]26~29年度

【農業水利施設保全合理化事業】

▽横田大堰(真岡市)=[1]495[2]機能診断・保全計画策定(堰本体)[3]発注済[4]27~28年度
▽番城内堰(芳賀町)=[1]500[2]機能診断・保全計画策定[3]発注済[4]27~28年度

【農村地域防災減災事業】

▽八幡池(益子町)=[1]200[2]計画樹立一式[3]発注済[4]27~28年度
▼穴川用水大前堰(真岡市・茨城県筑西市)=[1]650[2]計画設計一式[3]8月、1件[4]28~29年度

【農業農村整備事業計画調査】

▽小泉・本沼(益子町)=[1]200[2]計画設計65ha[3]発注済[4]26~29年度
▼椎谷(市貝町)=[1]350[2]基礎調査41ha[3]発注済[4]28~30年度
▼芳賀町北部第2(芳賀町)=[1]1200[2]基礎調査220ha[3]発注済[4]28~30年度

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