塚崎・東野田圃整が初弾工 20地区に22.5億投入 西前原遊水池工事を10月(下都賀農振28年度事業概要)

[2016/9/8 栃木版]
 県下都賀農業振興事務所は7日までに、計画調査を含む20地区に22億5908万円を投入する28年度の事業概要をまとめた。主要地区の配分額は、遊水池工事を発注する、かんがい排水西前原(栃木市)5億6000万円、圃整工や暗渠排水を施工する経営体育成基盤整備の佐川南(野木町・小山市)4億5000万円、圃整初弾工に着手する塚崎・東野田(小山市)4億6121万円など。新規は農業用河川工作物応急対策の小倉堰(栃木市)で、29年度の施工を視野に実施設計を進めていくほか、調査設計では、三栗谷II(足利市)、下稲葉(壬生町)、押切用水堰(小山市)が計画を樹立し、29年度からの事業着手を予定している。

 調査設計は8月まで、工事も2月補正で予算付された圃場整備などはすでに発注済みとなっており、9月までには大半の工事が発注される予定。

 経営体育成基盤整備佐川南地区の未発注工事は、圃整工8haと暗渠排水10haを9月下旬から10月中旬にかけて発注する予定。圃整工事に合わせ変更実施設計業務の発注も見込んだ。塚崎・東野田は、約47haについて7工区に分け10月までに順次、圃整工事を発注する。未発注工事は6工区(A11ha)と7工区(A6ha)の2件とし、一般競争を適用し10月末をめどに発注する見通し。

 西前原地区は、赤津川と新川が合流する地点に遊水池を整備するため、隔壁工事を10月下旬をめどに一般競争で予定した。同地は地盤が軟弱で、コンクリート杭(φ400、22m×66本)による地盤改良工事を実施する。このコンクリート杭が遊水池の隔壁の基礎となり、遊水池工事に備えるとした。隔壁の高さは5.4m、延長は55.0m。残る排水路工(新川)約2kmについては29年度に下流側500m、既設の排水機場の撤去に先行し29年度は樋管の撤去を行う見通し。

 大岩藤は、第1と第2の揚水機場の電気設備の更新と幹線管水路にある10カ所の分水工の補修工事を計画。今年度は第1揚水機場の分解整備に伴い、揚水機場と電気設備工事を分離し本庁執行の一般競争で公告。第2揚水機場については29年度以降の着手を見込む。

 農業基盤整備促進事業江川地区は、圃場整備江川・五千石地区で整備した農道の舗装(W5.0m)工事。全体延長は3050mを計画しており、今年度は500mを施工する。

 農村地域防災減災事業押切用水堰(小山市)は、一級河川永野川に昭和8年度に造成されたコンクリートの固定堰。経年劣化によりコンクリートが破損、全面的な改築を計画しており、今年度で計画を樹立する。事業計画策定は八汐コンサルタント(宇都宮市)が担当。

 美田東部頭首工は、農業用河川工作物応急対策事業を充当し、今年度は非常用ゲートの製作と据付工事を9月にも発注する。全体事業費は6億6800万円、工事期間は29年度までの2カ年で実施する見通し。

 新規の一級河川思川の小倉堰は、ゲート施設更新、護床工、コンクリート堰の空洞化対策などが必要としており、29年度から具体的な対策を進めていくため実施設計を進め施工内容やスケジュールなどを固めていく。実施設計は、オリエンタル技術開発(栃木市)が担当している。

 農業水利施設保全合理化事業は、桑原用水(栃木市)、新荒川排水機場(小山市)、大沼溜(同)の3カ所。今年度には保全計画を策定し、不具合個所を特定、29年度以降の対策工事に備えていく見通し。

 国庫充当調査のうち、圃場整備が薬師寺・柴A94ha(下野市)と馬門A51ha(佐野市)、集落基盤の安足(佐野市・足利市)の3地区。このうち安足は県単も充当し計画設計を進めている。事業概要は、農業用用排水路15地区延べ12kmと生態系保全施設として水路3路線を計画したほか、農道10地区延べ5.2km、地域資源利活用施設が水路真上に太陽光発電1地区49kWを予定した。

 県単調査では、圃場整備が大谷東部A84ha(小山市)、下稲葉A203ha(壬生町)、赤城A39ha(佐野市)。水路の修繕では、絹(小山市)と三栗谷II(足利市)。整備予定延長は、絹が東西の幹線延長を合わせ約3.5km、三栗谷IIは27年度までに整備してきた三栗谷の上流側で、暗渠水路区間を除く延べ4.1kmを試算している。

 地区別事業概要は次の通り。([1]今年度の事業概要と事業費[2]発注予定時期[3]全体事業費と工期、単位・万円、▼は新規)

【かんがい排水】

▽西前原(栃木市)=[1]排水機場工事一式、遊水地工事、5億6000[2]9~10月[3]30億9400、21~31年度

【経営体育成基盤整備】

▽塚崎・東野田(小山市)=[1]圃整工事A47ha、4億6121.9ha[2]9~10月[3]17億1600、27~32年度
▽佐川南(野木町・小山市)=[1]圃整工事A8ha、暗渠排水A10ha、4億5000[2]9~10月[3]15億3900、24~31年度

【河川工作物応急対策】

▽赤坂堰(佐野市)=[1]堰本体改修工、1億2900[2]発注済[3]2億7700、25~29年度
▽美田東部頭首工(小山市・栃木市)=[1]非常用ゲート製作据付、7325.8[2]9月[3]6億6800、27~29年度
▼小倉堰(栃木市)=[1]測量設計、3600[2]発注済(オリエンタル技術開発)[3]9億9300、28~32年度

【基幹水利施設ストックマネジメント】

▽大岩藤(栃木市)=[1]揚水機工(ポンプ整備分解・電気設備工)一式、3億9999.2[2]9月[3]9億3000、25~30年度

【農業基盤整備促進事業】

▽江川地区(下野市)=[1]舗装工500m、2200[2]9月[3]1億3300、26~28年度

【実施計画策定事業】

▽薬師寺・柴(壬生町)=[1]計画設計一式、1750[2]発注済(県土地改良事業団体連合会)[3]3934、27~29年度
▽馬門(佐野市)=[1]計画設計一式、900[2]発注済(県土地改良事業団体連合会)[3]2080、27~29年度
▽安足(足利市・佐野市)=[1]計画設計一式、730[2]発注済(宇都宮測量)[3]1940、27~29年度

【農業水利施設保全合理化事業】

▽大沼溜(小山市)=[1]保全計画策定一式、180[2]発注済(オリエンタル技術開発)[3]550、27~28年度
▽桑原用水(栃木市)=[1]保全計画策定一式、271.5[2]発注済(第一測工)[3]560、27~28年度
▽新荒川排水機場(小山市)=[1]保全計画策定一式、1591[2]発注済(日本精測)[3]2200、27~28年度

【県営調査計画】

▽下稲葉(壬生町)=[1]計画樹立一式、1600[2]発注済(県土地改良事業団体連合会)[3]5997.1、25~28年度
▽押切用水堰(小山市)=[1]計画樹立一式、900[2]発注済(八汐コンサルタント)[3]1600、27~28年度
▽大谷東部(小山市)=[1]計画設計一式、600[2]発注済(県土地改良事業団体連合会)[3]3751、27~30年度
▽絹(小山市)=[1]計画設計一式、300[2]発注済(国土測量設計)[3]1300、27~29年度
▽三栗谷II(足利市)=[1]計画樹立一式、450[2]発注済(国土測量設計)[3]2269.6、26~28年度
▽赤城(佐野市)=[1]計画設計一式、900[2]発注済(県土地改良事業団体連合会)[3]2360、27~30年度
▽安足(足利市・佐野市)=[1]計画設計一式、110[2]発注済(宇都宮測量)[3]1940、27~29年度

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