交通容量充足へ3車線 安足土木の佐野古河線 今年度に都決変更 交差点5カ所を改善へ

[2016/9/15 栃木版]
 県は佐野市の都市計画道路3・4・3号赤見馬門線(主要地方道佐野古河線)1300mの交通容量を充足させるため、現行の2車線から3車線に変更を決め、今年度は付加車線設置などによる交差点の改良に向けた詳細設計を進めている。同路線は国道50号等を経由して「佐野プレミアム・アウトレット」に向かう車両で土・日曜日などの休日に交通が集中。県安足土木事務所によると、同区間は都市計画決定の18.0mで整備済みとなっており、余裕のある路肩を利用して南進2車線、北進1車線の3車線に再編し、渋滞箇所の5カ所の交差点については付加車線などを確保するため、今年度にも県都市計画審議会に都市計画決定の変更を諮問する見通しを示した。

 整備予定区間は、4車線から2車線に絞られる佐野警察署付近の市道との工業団地西交差点から南が国道50号との高萩交差点までの約1300m。区間内には両交差点を含め、5カ所の交差点があり、混雑状況などを考慮し付加車線設置などを検討。付加車線設置に伴い交差点の幅員が変更になるため、都市計画決定を見直すとしている。

 交差点は北側から市道が3カ所、県道は一般県道佐野環状線の高萩町交差点、南が国道50号の高萩交差点とした。改善に伴う測量は栃木県用地補償コンサルタント(栃木市)、交差点等の詳細設計はオリエンタル技術開発(同)が担当している。

 同地は、27・28年度の2回続けて県議会県土整備委員会の重点要望箇所として要望された。要望理由によると、同路線は佐野市街地から茨城県古河市に通じる広域幹線道路であるとともに、国道50号や佐野新都市地区、東北自動車道佐野藤岡ICから佐野市街地へのアクセス道路としても機能しているなどと前置き。

 災害時の防災拠点となる佐野市役所と東北道佐野藤岡ICを連絡する極めて重要な路線とし、日常的にも交通量が多い上、大型車両の通行も集中、歩行者・自転車利用者が交通事故の危険に直面しているなどとした。

 同路線と東西で交差する一般県道佐野環状線は、西の同佐野太田線を経由し、「佐野プレミアム・アウトレット」や「あしかがフラワーパーク」などの観光施設を結ぶ重要路線。高萩町交差点付近は、歩道幅員が狭あいで歩行者や自転車利用者が交通事故の危険性にさらされていることから、安全性や快適性の確保に向けた対策が喫緊の課題としている。

 加えて、佐野市道の工業団地西交差点以南は2車線のため、週末を中心に、県内外から佐野新都心に来訪する車両などにより交通が集中し、慢性的な交通混雑が発生しているとしている。

 同区間の整備に当たっては、10月17日開催予定の県公共事業評価委員会に事前評価街路事業の報告案件として挙がっており、29年度からの国庫交付金の充当が見込まれている。

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