133億で鹿島など6JV 県総合スポーツゾーン整備 2月議会で契約へ 新スタジアム設備3工事は16日公表

[2016/12/16 栃木版]
 県の総合スポーツゾーン整備に伴う新スタジアム(陸上競技場兼サッカー場)新築工事は、133億円(税抜き)で鹿島・増渕・渡辺・那須土木・磯部・浜屋特定建設工事共同企業体(JV)が落札した。今後は29年2月定例議会に工事請負契約案件を提出し承認を仰ぐ。同4月には工事に着手し、31年9月末の完成を目指す。本体建設に伴い同様に2月議会承認が見込まれる電気設備(6者JV)、給排水衛生設備(3者JV)、空調設備(3者JV)の3工事については16日にも公表される見通し。

 新スタジアム建設工事は、技術提案型総合評価一般競争入札(特定調達)で公告。2グループのJVが参加し、評価値の高かった鹿島など6者JVが落札した。

 新スタジアムの構造は、RC造(一部S造・一部SRC造)地上4階建て・建築面積が2万0041.77平方m(延べ4万2168.47平方m)。屋根は膜屋根と鉄骨架構とし、観客席数が2万5244席。競技施設のうち陸上競技場は全天候型舗装400mトラック9レーンの第一種公認。サッカー場は天然芝1面(105m×68m)のJリーグ(J1)施設基準を満たすとしている。

 設計の特徴は躯体のプレキャスト化を推進し、約78%をプレキャスト化で整備。内装には県産木材や大谷石・芦野石などをはじめ多種多様な県産材を使用する。また、利用者の動線を明確に分離するため、競技者と管理・運営部門は1階、観客は2階から出入りする。

 施設はバリアフリーに配慮した計画とし、車椅子席を128席確保するとともに、様々な利用者に対応できる多目的トイレを配置する。具体的には、一般トイレ男女各22カ所、車椅子対応の弱者対応トイレ15カ所、ファミリートイレ4カ所。イベント内容により、2階男子トイレの一部を女子トイレにも転用可能とした。

 新スタジアムへのアクセススロープは、勾配を5%以下に設定するとともに、エレベータを2基設置する計画。

 スタジアムは躍動感・臨場感・一体感を創出するため、上部スタンド席の勾配を約35度に設定。大型映像装置はサッカーJリーグホーム席対面側となる北側に設置する。フィールドは天然芝の育成環境を確保するため、スタジアムの基軸を南北軸とし、日照の確保を最適化する。屋根側面部にはサッシを設けて通風を確保する計画。

 観客席数の2万5244席は固定席とし、内訳は一般席・VIP席・記者席が2万4692席。車椅子席と同伴者席は128席ずつとし、このほかペアシートとファミリーシートなどで296席を確保する。

 防災関係では、備蓄倉庫延べ964平方mを設置。環境配慮では、騒音対策としてスタンド上部屋根側面部に開閉サッシと吸音材を設置する。ライフサイクルコストの縮減では、トイレ洗浄水や散水に雨水や地下水を利用するほか、照明はLED化で整備する。防犯面では、出入り口と観客席の34カ所に防犯カメラを設置するとした。

 設計は、久米・AIS・本澤JVが担当している。

Comments are closed.


Powered by WordPress, WP Theme designed by WSC Project.