現道拡幅に決め設計へ 大田原土木の稲沢高久線 芦ノ又工区750mに着手 クランク改善しゆうゆう路肩

[2017/3/8 栃木版]
 県は、那須町芦ノ又地内の一般県道稲沢高久線の整備手法を現道拡幅に決め、近く道路詳細設計を発注する。県大田原土木事務所によると、整備予定区間は稲沢方面に向かい、一級河川高野川を渡河する高野橋北側からクランク状で狭あいとなっている約750m。同区間には国道4号黒磯バイパスをボックス工によるアンダーパス(L20m)で抜けている箇所があり、同箇所については計画に盛り込まず、交通量の推移を見ながら、整備の必要性などを今後検討していく見通し。

 同県道の狭あい区間750mの現況幅員は、5.0~6.0m程度。計画では9.5mに拡幅し、車道6.0mの両側に歩行者や自転車の通行の安全が確保できるよう、ゆうゆう路肩として1.75mを設置する。加えて、クランク状になっている急カーブは法線を是正し、通行の安全を確保する計画。

 事業は道路拡幅による交通の円滑化が目的とし、すでに路線測量に着手。同業務は日研測量(那須塩原市)が担当している。

 同区間を含む延長1600m区間の改善については、28年8月に「とちぎの道現場検証」を実施した。検証箇所の概要によると、芦ノ又地内の同県道は、芦野・伊王野地区と那須塩原市街地を結ぶ生活道路であるほか、国道4号や主要地方道那須高原線にもつながり、那須ICを中心に那須高原地域と同町東部地区を結び、那須高原を訪れる観光客を周遊させるための重要な路線と前置き。

 同区間の道路状況は、幅員が狭あいで一部においては大型車両とのすれ違いが困難な状況にあるという。周辺には工場もあり、大型車両の往来も頻繁であるため、特に朝夕の通勤、通学時間は安全な通行に支障を来しているとし、早期の整備を要望したもの。

 芦ノ又工区は、県議会県土整備委員会の重点要望箇所にも取り上げられるなど、地元の整備に対する要望は強い。整備手法の検討に当たっては、現道拡幅に加え、バイパス整備も候補に挙がっていた。同区間は高久小学校の通学路となっていたものの、現在はスクールバスが運行され、歩行者も少なくなったことからゆうゆう路肩による安全確保に決めたとしている。

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