新堰場橋、2径間メタル 大田原土木の矢板那須線 29年度下部着工へ 6.5億投入し980mを線形改良

[2017/3/9 栃木版]
 県は那須塩原市金沢地内で主要地方道矢板那須線が一級河川箒川を渡河する堰場橋の新橋について、上部形式を2径間連続非合成鋼鈑桁(少主桁)、主構造を耐候性に決めた。下部工は直接基礎逆T式橋台2基、直接基礎小判柱壁式橋脚1基で構成。県大田原土木事務所によると、今後は渡河位置を固めるとともに用地取得を進め、29年度にも下部工事に着手していく見通しを示した。道路詳細設計と橋梁詳細設計は、新日本建設コンサルタント(宇都宮市)、新堰場橋設計のための地質・土質調査は、須田地下工機(小山市)が担当している。

 堰場橋の架け替えを含む主要地方道矢板那須線の整備(那須塩原市堰場工区)は、同橋梁前後の法線を改善するため、延長980mにわたり現道拡幅と線形を改良するもの。全体事業費には6億5000万円を試算している。

 整備は堂西橋の北側から現道の西側に沿って法線を取り、新橋は現橋梁の直上流部に架設を計画した。橋梁を含む北側480mが片側に2.5mの歩道を確保した全幅10.5m、現道を歩道・自転車道に誘導する南側は車道のみ全幅8.5mで整備する計画。

 堰場橋を挟んで南側は、西側の段丘上に法線を取るため、約200m区間が最大高低差9m程度の切土となり、植生土羽による施工を計画している。北側は現道を拡幅しながら水田地帯を盛土構造で整備する予定。

 平成25年度の道路詳細設計で検討した新橋は、斜角80度の斜橋とし、橋長は65.6m。橋梁詳細設計でも形式を踏しゅうし、2径間連続非合成鋼鈑桁に固めた。

 事業着手当初は、南側のバイパス区間を1期、新橋を含む北側の現道拡幅区間を2期と分け、整備を想定していた。27年9月豪雨に伴うダム放流などの水位上昇で、老朽化による橋梁の通行の安全性が課題視され、工区割をせず、まとまった用地が確保でき次第、工事に着手していく方針に変更した。

 同地の現道は、堰場橋南側で急カーブとなっている見通しの悪いあい路狭小区間。現在の橋梁も幅員5.5mと、大型車両などの交互通行に支障を来している。県はこれまで南側の急カーブを是正する暫定的な工事を実施。堰場橋については、コンクリート劣化に伴う断面補修や支承の防錆対策など通行の安全を確保するため25年度に、修繕工事を実施している。

 現在の堰場橋は昭和28年3月に架設され、老朽化している。橋長が57.4m、上部形式は3径間連続RCゲルバー桁。下部工は、重力式橋台2基、壁式橋脚2基で構成。幅員は車道のみ5.5mで、交通量の増加に応じて、歩行者・自転車通行の安全を確保する観点から、後年度上流側に幅員2.0mの側道橋を架設した。新橋の完成に伴い、これら既設橋梁は撤去を予定している。

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