駅西広場の工事着手 阿漕ヶ浦公園再整備に5.7億円(東海村予算案)

[2017/3/11 茨城版]
 東海村(山田修村長)は、1日に開会した第1回定例村議会に新年度予算案など議案35件、報告2件を提出した。一般会計は189億8400万円で、前年度当初と比べて10億4200万円、5.2%のマイナスとなった。前年度は災害復旧事業終了に伴う東日本大震災復興交付金の返還金12億5500万円が含まれており、これを除いた実質的な予算規模は2億1300万円上回った。新年度の主な事業は、東海駅西口広場再整備・自転車レーン整備事業に着手するほか、阿漕ヶ浦公園改修工事や中学校非構造部材耐震改修工事、東海南中学校格技場改修工事、東新川用排水路改修工事(第2期工事)などを実施する。また、歴史と未来の交流館(仮称)建設事業では実施設計業務委託料を計上している。

 一般会計を性質別にみると、普通建設事業費は27億7400万円で、前年度当初と比べて4.9%の伸びとなった。一般会計に特別会計10会計と企業会計2会計を併せた予算総額は318億9289万円で、前年度当初を4.3%下回った。

 東海駅西口広場再整備・自転車レーン整備事業は、29-30年度で工事を行い31年に開催される「茨城国体」に向けて暫定供用開始を目指す。そのあと32年度以降に完全供用開始する予定だ。29年度には駅前広場1期工事(駐輪場区域工事を含む)を行い、30年度には約3億円を投じて駅西大通り工事(駅前から駅西交差点まで)と自転車レーン工事(駅前から笠松運動公園まで、延長約3200m)を実施する。

 JR東海駅西口の駅前広場は、昭和48年の都市計画決定から42年が経過したが、広場(計画面積4620平方m)の用地取得は約2940平方mにとどまっている。このため当初の計画を見直して現状に見合う施設規模とするとともに、国体が開かれる笠松運動公園への玄関口に相応しい駅前とする。駅前広場にはタクシープールやバス乗降場、緑地などを設ける予定だ。

 阿漕ヶ浦公園は、「茨城国体」のホッケー会場に予定されているため、公園全体の再整備を行っている。ホッケー場を中心に公園内の遊歩道や駐車場の整備、遊具の更新などを行うもので、28年度には東康建設工業・環境保全事業JVでホッケー場を天然芝から人工芝へ張り替えた。29年度にはホッケー場の夜間照明設備工事のほか、ホッケー場周辺の外構工事、園路の改修工事などを計画している。設計は開発計画研究所(水戸市)で策定した。

 中学校非構造部材耐震改修工事は、東海中学校と東海南中学校の体育館を対象にバスケットボールコートの耐震化を図るとともに、天井の照明をLED化する。

 さらに東海南中学校では格技場改修工事やプール解体工事、校舎内装改修工事を予定している。格技場は改修工事に併せて増築工事を実施する計画で、格技場南側のプールを解体した跡地を利用する。既存建物は鉄骨部分が腐食しているために取り替えるほか、内外装の塗り替え、トイレの増築を実施する。既存建物の規模はS造平屋、約590平方m。これに加えてトイレ(78平方m)を増築する。設計は横須賀満夫建築設計事務所(水戸市)で策定した。プールの解体工事は5月ごろに発注し、格技場の改修工事は夏休みを中心に行う計画だ。

 東新川は、真崎浦土地改良区内を流れる農業用用排水路で、施設の老朽化や上流域の開発進展による流量の増加などにより、護岸工事が計画された。28-29年度には河野工務店・佐藤工務店JVで延長576mの堤体補強工を実施。29年度には第2期工事に入る予定だ。実施設計は明和技術コンサルタンツ(小美玉市)で策定した。

 歴史と未来の交流館(仮称)建設事業は、梓設計(東京都品川区)で交流館建築および展示などの基本設計を策定しており、新年度には実施設計の策定に着手する。30-31年度で本体建設工事や展示制作・設置工事を実施し、32年2月ごろの開館を予定する。事業費には約12億円を見込む、交流館の建設予定地は村松の東海消防署西側で、敷地面積は6669平方m。建物は2階建てを基本とし、シンプルでありながら文教地区のシンボリックな施設とする。建物の規模は、本館が約2130平方m、倉庫が約350平方mの合計約2480平方mを見込む。

 このほか中央地区の雨水排水路工事や文化センター外装改修工事、スイミングプラザスライダー改修工事、テニスコート整備工事などを行うほか、久慈川河川敷運動場整備事業では河川敷ソフトボール場の整備に向けて設計を策定する。

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