農村環境センター改修で設計 旧穴倉小を保健センターに転用(かすみがうら市予算案)

[2017/3/18 茨城版]
 かすみがうら市(坪井透市長)は、2日に開会した第1回定例会に29年度当初予算案を提案している。一般会計の総額は対前年度比3.2%減の164億5000万円で、このうち普通建設事業費は同48%減の10億8285万円。この大幅減は、28年度まで実施してきた小中学校統合事業の整備工事や下稲吉小改修工事が完了したなどに起因している。特別会計は5会計で総額115億3500万円となり、同2.2%増となった。主な事業は、農村環境センターの改修設計委託料や旧宍倉小転用整備の基本設計委託料、神立停車場線の道路改良工事費などを盛り込んだ。

 農村環境改善センター管理運営事業は、農村環境改善センター改修設計業務委託料に29-30年度の2カ年で限度額1500万円の債務負担行為を設定した。29年度にプロポーザルを実施して2カ年で設計をまとめ、31年度から工事に着手する見通しだ。

 農村環境改善センターは坂地内に位置しており、公民館的な施設や宿泊施設として活用されている。施設は昭和59年竣工で、構造・規模はRC造3階建て延べ623平方m。今回の事業では、施設が老朽化したことから改修していく。コンセプトとしては、畳の大部屋を個室に改修することやサイクリストが活用しやすい施設にするとともに、公民館や避難所としての機能も存続していく。

 旧宍倉小学校施設転用整備事業では、施設転用整備工事基本設計業務委託料に400万円を予算化した。この事業は、旧宍倉小学校の施設を市の保健福祉センターに転用するもの。市内には現在、霞ヶ浦地区と千代田地区に保健センターを有しているが、市の中心部には同様の施設が存在せず、アクセスの利便性に課題があった。そこで今回、旧宍倉小の施設を改修し保健センターとして活用することで、課題解決を図る。29年度に基本設計をまとめ、30年度に実施設計を策定する計画となっている。

 街路整備事業では、神立停車場線道路整備工事費に1億8000万円、同線汚水管渠移設等その他附帯工事費に7100万円などを盛り込んだ。この事業は、神立駅周辺地区の都市基盤の整備と都市防災を図ることを目的に整備するもの。神立停車場線は延長1150m、幅員18mで計画。これまでに延長600m分の道路改良工事が完了しており、新年度には延長460m分の道路改良工事などを予定する。残る部分については30年度以降に整備する見通しだ。

 しごと創生事業では、サイクリング拠点施設整備工事設計及び監理業務委託料に380万円、工事費に4782万円を盛り込んだ。坂地内に位置する市交流センター周辺に、サイクリストの利便性向上を図るため、シャワー室や休憩所としてウッドデッキなどを整備する。なお、交流センターでは自転車の貸し出しなどを行っており、今回の整備によってサイクリング拠点としての機能を強化していく計画だ。

 防災無線整備事業では、防災行政無線デジタル化整備工事費に9192万円、防災行政無線屋外子局設置工事費に568万円を予算化した。新年度から5カ年かけて工事を実施していく。

 この事業は、霞ヶ浦地区に設置されている防災行政無線をアナログ式からデジタル式へ変更するもの。整備は親局設備1基、子局設備110基、戸別受信機設備38基を予定する。事業期間は28年度から33年度までとし、総事業費は8億5608万円となる。なお、実施設計はイ・エス・エス(東京都文京区)が担当する。29年度は、親局設置工事や東野寺地区に子局1基の設置などを実施していく予定だ。

 下稲吉小学校整備事業では、下稲吉小学校施設整備工事費に5000万円を計上した。この事業は、校舎の度重なる増築による複雑化の解消や、耐震化の確保などを目的に22年度から実施しているもの。28年度中に校舎棟の整備や旧校舎棟の解体が完了したことから、29年度には旧校舎棟跡地を駐車場として整備していく。

 道路関係では、道整備交付金事業で1億1370万円を計上。市道0109号線(宍倉地内)と市道6-0006号線(新治・下稲吉地内)の2路線を対象に、道路改良工事や用地買収などを進めていく。

 水道事業会計では、資本的施設整備事業で2億9626万円を予算化。主な事業としては、大塚取水場と下稲吉第2浄水場を結ぶ導水管の布設(延長100m)や、神立停車場線へ布設工事(延長1130m)などを予定している。

Comments are closed.


Powered by WordPress, WP Theme designed by WSC Project.