6月ごろ基本計画策定 土浦港周辺交流拠点 計画策定委員会開く(土浦市)

[2017/4/15 茨城版]
 土浦市はこのほど、本庁舎で第3回土浦港周辺広域交流拠点基本計画策定委員会を開催し、基本計画案を提案した。市整備分として交流拠点施設や駐車場、芝生公園などを整備していく案が提案され、今後はパブコメを実施した後、6月頃にも基本計画を策定する見通し。その後、29年度内に基本・実施設計を発注・策定し、30年度から工事に着手する。

 この事業は、ラクスマリーナなどが位置する川口2丁目地区約5.5haを対象に集客施設や公園など整備するもの。施設の整備方針や方向性を含めた基本計画の策定を目的に、28年度には学識経験者や霞ヶ浦河川事務所や土浦土木事務所長、市議会、関係企業、市民関係団体らで構成する土浦港周辺広域交流拠点基本計画策定委員会を設置している。なお、同計画の策定はオリエンタルコンサルタンツ(東京都渋谷区)が業務を担当する。

 これまでの会合で、整備の方向性についてはつくば霞ヶ浦りんりんロードの利用者を対象とし、休憩施設などのサイクリング拠点となる施設を念頭に計画。加えて、霞ヶ浦の特色を活かした観光・物産の機能もあわせ持つことを検討してきた。

 事業スキームは、官民連携による事業方式のうち、民間事業者による参画の敷居が低い公設民営の運営形態を想定。整備にあたっては、公園・広場空間を市が先行整備し、その後に民間事業者の参画意向状況に合わせて、各種施設整備への展開を予定している。

 今回の会合では、さらに具体的な内容として配置計画や施設の建築計画などについて踏み込むものとなった。特に、県が土浦駅ビルにサイクリスト向け拠点施設の整備を計画していることから、類似施設との役割分担や適切な施設規模などについて再検討している。

 配置計画も以前と内容を変更してあり、川口2丁目地区を▽交流拠点ゾーン(2000平方m)▽賑わい・パークゾーン(1万平方m)▽親水ゾーン(3800平方m)▽憩い・くつろぎゾーン(1万4600平方m)▽マリーナゾーン(2万1000平方m)──に分けて整備していく。

 このうち、交流拠点ゾーンにはサイクルセンターや物販、観光案内所の機能を持つ交流拠点施設を、賑わい・パークゾーンには児童用遊具や健康遊具、親水ゾーンには噴水や足湯テラスなど、憩い・くつろぎゾーンには温浴施設やオープンカフェなどを配置する計画。なお、市が先行して整備するのは交流拠点ゾーンと賑わい・パークゾーンとなり、憩い・くつろぎゾーンの整備は民間事業者が、マリーナゾーンはラクスマリーナが実施していく。親水ゾーンの整備主体は現段階では未定であり、民間事業者か市で整備することを考えている。

 交流拠点施設の建築計画は、施設の構造・規模をS造平屋約250平方mに設定。内部には、▽サイクルセンター▽休憩コーナー▽観光案内・物販コーナー▽セミナールーム▽事務室▽トイレ──を配置する。なお、当初予算では同施設の基本・実施設計委託料に540万円を予算化した。

 整備計画では、全体を3期に分けて段階的に整備していくことを示した。第1期では、市が主体となって交流拠点ゾーンと賑わい・パークゾーンの整備を行う。工事内容として、エントランスや遊具、芝生、イベント広場、交流拠点施設、駐車場、駐輪場の整備を予定する。

 第2期はラクスマリーナが主体となり、マリーナゾーンを整備していく。具体的には、施設・係留船舶などのレイアウト変更などを行う。第3期は親水ゾーンの整備となるが、現段階では整備主体が未定となっている。工事は広場や親水・足湯施設の工事を想定する。

 民間エリアとなる憩い・くつろぎゾーンについては、基本的には市の先行整備が完了した後に実施していく計画だ。ただし整備途中段階であっても、参画者の応募があった時点で、整備内容や時期などを協議し、整備計画へ反映していく。

 今後のスケジュールは、4月から5月にかけてパブコメを実施し、6月中にも基本計画を策定する。その後、7月頃に基本・実施設計を委託し、29年度内に策定。30年度には市整備分の施設整備工事の発注を行い、30年度内の完成を目指す。

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