川島分署建設で継続費 環境センター ごみ処理施設改修に1.8億円(筑西広域事務組合)

[2017/4/21 茨城版]
 筑西広域市町村圏事務組合(管理者・須藤茂筑西市長)は、29年度当初予算の概要を明らかにした。一般会計は61億9839万円で、前年度当初比2.2%の伸びとなった。また、筑西ふるさと市町村圏特別会計には1768万円を計上した。29年度は筑西消防署川島分署建設事業に着手する計画で、9億5800万円(29年度4000万円、30年度3億6520万円、31年度5億5280万円)の継続費を設定したほか、環境センターごみ処理施設の改修工事費に1億8800万円を計上した。きぬ聖苑では、建物の老朽化調査委託料を盛り込んだ。

 同組合は結城市、筑西市、桜川市の3市で構成し、プール・風呂・ジムがある「筑西遊湯館」や多目的運動広場・公園の「県西総合公園」、ごみ処理施設やリサイクルプラザ、し尿処理施設の「環境センター」、斎場・火葬場の「きぬ聖苑」、消防・救急を担う「広域消防」「小児救急医療」「病院群輪番制事業」、研修・訓練施設の「地域職業訓練センター」の運営・管理を行っている。

 筑西消防署川島出張所は、昭和44年に下館市役所川島支所の一部を使用して運用を開始した。庁舎は老朽化が著しく耐震性も確保されていないうえ、消防庁舎として建設されたものでないため、消防署としての機能が不足している。また、消防車両車庫スペースが狭く天井も低いために水槽付消防ポンプ自動車は配備できず、高規格救急自動車は屋外に設置したカーポートに収納している状況だ。このような課題を解消するため、川島地区の防災拠点となる川島出張所を移転して建て替え、これに伴い分署体制へ移行する。

 本年度は筑西市で建設用地の選定を行うとともに、用地の取得を推進する。建設場所が決まれば、組合で建設工事に係る設計作業に着手する。庁舎の建設工事は30-31年度の2カ年で実施する見込みだ。

 環境センターのごみ処理施設では、ごみ計量器データ装置などの更新工事をはじめ、炉内耐火物改修工事を行う。リサイクルプラザでは高速破砕機改修工事やリサイクルプラザバグフィルタ交換工事、溶融施設では灰溶融設備改修工事を予定している。

 きぬ聖苑は、施設の老朽化に伴う建物の調査を実施する予定で、調査の結果をみて改修工事の必要があれば設計作業に着手する考えだ。27年度には環境技術研究所(東京都千代田区)で基本計画を策定。この中で建物の増築なども視野に入れるとともに、長寿命化工事を行う方針を示している。きぬ聖苑は平成5年に建設されたもので、火葬炉は6基設置している。施設の老朽化と近年の利用率の増加などから、長寿命化工事が計画された。

 このほか、筑西遊湯館の2階プール温水パネルヒーター更新工事や駐車場舗装工事、し尿処理施設の機械設備整備工事や破砕機カッターの交換および研磨工事を行う。組合事務所も入る消防本部では、庁舎南側外壁のシーリング改修工事や結城消防署の庁舎外壁塗装改修工事などを実施する予定だ。消防本部はRC造3階建てで、建築面積は約430平方m。結城消防署はALC造2階建て、延床面積1371平方mの規模となる。

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