現敷地に「被覆型」を新設 那須塩原市が第2期最終処分場構想 36.8億で31年度着工へ 15年間で7.2万mを埋立

[2017/4/21 栃木版]
 那須塩原市はこのほど、第2期最終処分場基本構想を明らかにした。同構想によると、次期施設は現在の最終処分場の敷地内が建設予定地。被覆型の施設を基本とし、埋立予定期間を33~47年度の15年間、必要埋立量を7万2000立方mに設定した。29年度は、施設整備基本計画の策定や、建設予定地の測量・地質調査を実施。29~30年度に建設予定地の生活環境影響調査を実施。30年度に、基本設計および実施設計を実施。31~32年度に工事を行い、33年度からの供用開始を目指すとしている。概算工事費は、36億8000万円となっている。

 現在の市の一般廃棄物最終処分場(西岩崎331-1)は、平成7年に埋め立てを開始。敷地面積は9万3539平方mで、埋立面積1万6240平方m・埋立容量9万2704立方mとなっている。埋立方法はサンドイッチ方式で、円転円板・凝集沈殿・砂ろ過・活性炭吸着・キレート吸着の処理方式。処理能力は1日あたり50立方mとなっている。

 23年度から焼却灰熔融スラグの外部搬出が不可能となり、最終処分場で埋立処分を行っていることから処分量が増加。32年度末には埋め立てが終了となる見通しとなっている。

 次期最終処分場は、埋立予定期間を33~47年度の15年間と設定。必要埋立量は、7万2000立方mと試算。建設予定地は、現在の一般廃棄物最終処分場の敷地内とし、オープン型と被覆型と比較して整備内容を構想していく。

 用地面積は、オープン型は2万8500平方m。このうち埋立地が1万3900平方m、浸出水処理施設が800平方m、調整池が6700平方m、搬入道路・駐車場・緑地等が7100平方mとなっている。被覆型は2万4850平方m。このうち埋立地が8300平方m、浸出水処理施設が350平方m、調整池が7600平方m、搬入道路・駐車場・緑地等が8600平方mとなっている。

 施設の構造・概要について、オープン型は土堰堤構造(法面勾配1:2.5)で、二重シートおよびベントナイト混合土で遮水。サンドイッチ方式による埋立方法で、自然降雨による散水を実施。浸出水は、活性炭吸着・キレート吸着で処理(1日あたり50立方m)し、下水道施設へ放流する。

 被覆型はRC構造および垂直壁で、二重シートで遮水。サンドイッチ方式による埋立方法で、安定化に必要な水を散水するとしている。浸出水は、活性炭吸着・キレート吸着、または高度処理型浄化槽で処理(1日あたり50立方m)し、下水道施設へ放流する。被覆型施設は、機械によるスポット換気を必要とした。

 概算工事費は、オープン型が23億8000万円、被覆型が36億8000万円となっている。被覆型はオープン型より維持管理でコストを抑えられ、最新技術で周辺環境への負荷軽減が図れることから、次期施設は被覆型施設の整備を基本とするという。

 工事の詳細について、最終処分場の造成工事は31年度に実施。貯留構造物設置工事は、31~32年度に実施。被覆施設工事は、32年度に実施。遮水設備工事は、32年度に実施。雨水・地下水集排水工事は、31~32年度に実施。浸出水集排水工事は、32年度に実施。道路や付帯設備の整備工事は、32年度に実施。浸出水処理施設や管理棟の整備工事は、32年度に行うとしている。

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