駅広や周辺道路整備へ JR7月に新駅着工 29年度は土地利用調査や造成(足利市)

[2017/5/9 栃木版]
 JR両毛線において、足利市内で新駅設置に向けた計画が進められている。足利市とJR東日本が締結した協定書や市企画政策課によると、新駅は富田駅から西に約1kmで建設を計画。駅舎等の施設は、JRが7月にも着工し、30年4月にも開業する予定。市は、新駅南側に配置する駅前広場を整備するとし、今年度は造成工事や周辺道路については土地利用調査を実施する見通し。

 JR富田駅周辺では、栗田美術館のほか、多くの観光客を集めるあしかがフラワーパークが所在。フラワーパーク周辺では、ゴールデンウイークを中心に渋滞が発生していることが問題となっていた。市では、渋滞問題解消で新たな道路を整備するのには限界があると判断。市はJR東日本と協議し、28年8月には駅を中心としたまちづくり及び鉄道利用促進に関する連携協定書を締結。4月25日には、両毛線富田・足利間新駅設置等に関する基本協定書等の締結を行った。

 協定の内容について、新駅の位置は、富田駅から西の足利駅側へ約1kmの箇所。駅の施設は、ホーム(L約120m)、ホーム上屋、駅舎、踊り場、階段、スロープ、簡易Suica改札機などとする。駅のホームや改札口は南側のみに設けるものとし、フラワーパーク西側ゲートからは徒歩1分ほどとなる。南側の駅前広場から改札口にアクセスできるよう、踊り場・階段・スロープを設置する。

 JRは、駅舎やホーム等の駅施設・設備のほか、踊り場・階段・スロープも一体的に施工するとしている。駅施設の建設費は8億円、Suica等のシステム整備費は3億円と試算。市はこれら事業費の7割をJR東日本に負担するとしており、29年度当初予算では駅施設の建設費の負担金で5億3900万円を計上。システム整備の負担金については、早ければ今年度に補正予算で対応する予定とした。

 市が主体となって整備を行うのは、駅前広場としている。周辺道路も合わせた整備事業費は4億円と試算しており、29年度は用地取得も合わせた事業費に6720万円を配分している。

 駅前広場の規模や内容等の詳細は未定としているが、ロータリー等の整備を構想。駅前広場は、造成等の準備工を6月にも着工する見込みだ。舗装や各種施設等の詳細な整備については、JRが行う駅舎整備に合わせて行いたいとしている。

 市はこのほか、29年度当初予算において、駅周辺のまちづくりを行うための調査業務の委託料で100万円を配分している。同業務では、駅前広場や駅周辺の土地利用などのほか、周辺道路の整備の内容が中心になるとしている。

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