豊田中北2.9haに小学校 小山市豊田地区小中一貫校計画 29年度は造成設計 31年度着工へ施設設計

[2017/5/10 栃木版]
 小山市はこのほど、豊田地区新設小中一貫校基本計画をまとめた。同計画によると、豊田中学校北の農用地(A約2.9ha)を取得し、小学校の施設を整備するという。29年度は、用地取得に向けた手続きを進めるとともに、用地の造成設計に着手。夏にも設計に着手し、10月末までに設計をまとめるとしている。30年度は造成工事や、校舎や体育館等の基本設計および実施設計に着手。31~32年度に施設の建設工事を行い、33年度からの開校を目指すとした。概算事業費は、20億6120万円。29年度当初予算では、造成設計の委託料に3600万円を配分している。

 市は小中一貫教育および小中一貫校に向けた検討を進めており、豊田地区では豊田南小学校および豊田北小学校の統合小学校整備に向けて、27年度に豊田地区新設小学校基本構想を策定。市は、将来的に豊田中学校との小中一貫校として整備を進めるため、同基本構想を基に、豊田地区新設小中一貫校基本計画を策定することとした。

 整備計画地は、豊田中学校から市道254号線を挟んで北にある、松沼416、417ほか(A約2.9ha)にある、農用地。現在の豊田中学校は、現状のまま校舎等の施設を活用。整備計画地に、小学校の施設を整備する。

 施設規模は、小学校が2500平方m、中学校が2800平方mと想定。体育館が1200平方m、プールが1100平方mと想定。駐車場等は小学校が1500平方m、中学校が1500平方mと想定。校庭等は現在の豊田中学校校庭も合わせ、1万7950平方mと想定している。

 施設配置について、小学校のメインエントランス(正門)は計画地西側、サブエントランスは東側に配置。中学校との連絡門を、計画地南西側に配置する。

 校庭は、中学校グラウンドと隣接するよう、南側に配置。校庭の北側に、校舎を配置。校舎の北側に、駐車場ゾーン(身障者用含み86台)を配置。校舎と駐車場の西側に、エントランスゾーンやスクールバスゾーンを配置。校舎と駐車場の東側に、体育館を配置。体育館の東側に、プールを配置する。

 外構について、エントランスゾーン周辺部など、透水性や排水性に配慮した舗装等を実施。校庭では砂埃等の飛散に配慮するほか、雨水貯水や浸透機能の確保に配慮する。施設は、奇抜なデザインや色彩の採用を避け、親しみや地域の誇りを感じるデザインとなるよう配慮。できる限り木質素材を用いるものとする。室内や外壁等の色彩は、落ち着いた色調を基本とし、サイン効果や演出効果を高めるアクセントカラー等の有効活用を考慮するとしている。

 防災について、耐震性の確保、防火壁や防火戸の設置、煙感知器、防火性能を有する内装材の選定を実施。防犯では、エントランス部への防犯カメラの設置を行うとした。

 環境では、自然素材の採用、太陽光発電設備等の自然エネルギーの活用、LED照明の採用、雨水を利用するためのタンク設置などを行うとしている。

 小学校施設の導入機能では、教室や職員室等の管理関係機能等のほか、特別支援学級、学童保育機能、環境学習等に利用する屋外教育環境施設などを導入。学校周辺の道路は、安全性確保へ必要な市道の拡幅整備、交差点の改良、給食配送車のためのアクセス路の確保などを検討する。

 校舎の形状は、一文字型を計画する。普通教室は8クラスを基本とし、高学年女子の更衣室などに利用できる多目的ルームを隣接して配置する。特別教室については、機材や作品等の保管場所に利用できる準備室も併設する。図書室については、交流ルームとの一体的な空間配置を図るとした。トイレは、多機能トイレも一体的に配置するとしている。階段には、エレベーターを隣接して配置するという。校舎内はバリアフリー構造とし、豊田南小・豊田北小の思い出コーナーを児童昇降口空間に配置。普通教室に面して、水飲み場や収納棚の設置を図るとしている。

 体育館は、公式バスケットボールコート2面を最低限確保できる規模とし、災害時の避難場所となる場合に備え、トイレや備蓄倉庫等の設置を構想。プールは、25mプール7コースを最低限確保。プールサイドは、滑りにくく適度な弾力性のある素材を採用し、排水口は吸引事故防止対策を講じるものとする。プール施設周囲は遮へい板や囲障壁等を配置し、グラウンドから出入可能な外部倉庫を併設する。

 校庭は、200mトラックと100m直線コースを最低限確保。鉄棒等の運動施設、ブランコ等の遊具施設、防球ネット、動物舎、花壇、学習菜園を適切に配置する。校庭面は、適度の保水性と良好な排水性を確保する。学校敷地と道路の境界部には、防犯の観点からフェンス等を設置し、必要な防犯設備も効果的な位置に配置するとした。敷地境界部においては、表土の流出を抑制し対候性も高い地被植物の植栽を検討する。

 給排水について、給水は地下水による給水を基本とし、排水は浄化槽等を設置するとしている。

 概算事業費は、20億6120万円(税抜)とした。このうち、校舎(木造想定)が9億5300万円、体育館(本体S造、諸室木造想定)が6億7800万円、屋外プール(本体S造、諸室木造想定)が2億4000万円、校庭等の外構が1億8980万円としている。

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