扶桑住宅8号棟に着工 29年度の県営住宅整備 改善は外壁など203戸 横倉第2を解体、一の沢でEV改修

[2017/5/11 栃木版]
 県は29年度の県営住宅整備事業で、当初予算に6億6938万円を配分し、扶桑住宅団地(小山市)8号棟24戸の建て替えに着手、第4四半期に本体建築と電気・機械設備に分け発注する見通し。改善工事では長寿命化型対策と福祉対応型、安全性確保型を合わせ6住宅等203戸を計画したほか、一の沢住宅(宇都宮市)ではエレベーターの安全対策工事を行う。老朽化した団地の解体では、横倉第二住宅(小山市)の準耐火構造2階建て1号棟の工事費を予算化している。県住宅課によると、長寿命化型改善では、睦(宇都宮市)、宝木(同)、野沢(同)、黒磯(那須塩原市)、八幡(足利市)の5住宅を実施。高齢者向けの福祉対応型を佐野市の奈良渕住宅、バルコニー手摺改修による安全性確保では黒磯住宅を施工するとした。

 扶桑住宅8号棟は、29~30年度までの2カ年継続で建替える計画。31年4月の入居を目指し、第4四半期にも本体工事を発注する見通し。30年度には外構工事を発注する計画とした。

 8号棟の構造と規模は、RC造3階建て・延べ1909.66平方m(建築面積724.09平方m)。世帯数は24戸で、住戸タイプが1LDK3戸、2DK6戸、3DK12戸、3LDK3戸を内包する。仕様は片廊下型で、中央にエレベーター1基を設置する。29年度当初予算では30年度の債務負担行為として3億8394万円を計上している。設計は19年度、オージーオーアソシエイツ(小山市)が担当した。

 長寿命化型改善のうち、屋上防水と外壁改修を予定しているのが野沢、黒磯、八幡の各住宅。睦住宅はこれらの改修に加え、浴室の改修を実施するほか、宝木住宅では外壁と給排水設備を改修する。

 睦は昭和47年度に竣工した3号棟30戸が対象。今年度に設計と工事を実施する。宝木は昭和45・46年度に竣工した3・4号棟2棟50戸が対象。外壁改修は今年度に設計と工事、給排水の設計は27年度に後藤設備設計事務所(那須塩原市)で完了しており、今年度に工事を発注する。

 野沢住宅は昭和51年度に竣工した1号棟24戸が対象。今年度に設計と工事を発注する計画。黒磯住宅は、昭和57年度竣工の2号棟24戸が対象。設計は28年度にイケダ設計事務所(那須塩原市)で完了しており、今年度に工事を発注する。八幡住宅は昭和58年度に竣工した3号棟24戸が対象。今年度に設計と工事を実施する。

 福祉対応型改善工事は、昭和52年度に竣工した奈良渕住宅5号棟などが対象。段差解消や手摺の設置などバリアフリー化を実施する高齢者向け改善3戸を予定した。今年度に設計と工事を発注する。

 安全性確保型改善工事では、昭和57年と58年度に竣工した黒磯住宅3・4号棟48戸が対象。居住者の安全を確保するため、バルコニーの手摺を改修するもの。今年度に設計と工事を発注する。

 安全性確保型ではこのほか、一の沢住宅1・2号棟のエレベーター2基を改修する。改善内容は、▽戸開走行防止装置の設置▽地震波(P波)感知装置の設置▽昇降路内の耐震対策-など。設計を直営で実施し、工事を今年度に発注する。県営住宅では、戸開走行防止装置が設置されていない改善対象のエレベーターが26団地92基該当するとし、28年度補正でこのうち7団地14基の改修を実施してきた。県では概ね10カ年をかけ対策を進めていくとしている。

 解体対象の横倉第二住宅は、昭和49年度に竣工した1号棟の準耐火2階建て6戸が対象。解体工事は第2四半期の発注を予定しており、上半期をめどに設計をまとめていく。

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