6号大和田拡幅など推進 本年度事業概要 事業費に73億円計上(常陸河川国道)

[2017/5/12 茨城版]
 国土交通省常陸河川国道事務所(八尋裕所長)は、29年度の事業概要をまとめた。事業費は、河川事業と道路事業合わせて73億1200万円で、前年度(78億6800万円)から7.1%の減少となった。このうち、道路事業費には前年度(58億6800万円)比3.8%減の56億4500万円を確保し、国道6号では大和田拡幅や千代田石岡バイパス、日立バイパスII期など、国道50号では下館バイパスなど、国道51号では神宮橋架替などを進める計画だ。

 本年度の事業費は、10路線の改築事業に45億3200万円(前年度比2%減)、交通安全事業に7億1300万円(同12.5%増)、電線共同溝事業に4億円(同34.4%減)を投じる。

 このうち改築事業費には、▽東関道水戸線(潮来~鉾田)5億9000万円▽国道6号土浦バイパス1000万円▽国道6号千代田石岡バイパス10億0900万円▽国道6号大和田拡幅10億5000万円▽国道6号日立バイパス(II期)3億5000万円▽国道6号勿来バイパス1億円▽国道50号下館バイパス7億8000万円▽国道50号桜川筑西IC関連(延伸)1億2200万円▽国道51号潮来バイパス3000万円▽国道51号神宮橋架替4億9100万円──を盛り込んでいる。前年度と比べると、3月に全線4車線化した土浦バイパスは99.6%の大幅なマイナスとなったほか、千代田石岡バイパスは112.4%、大和田拡幅は109.6%、下館バイパスは約4倍となる302.1%のいずれもプラスとなった。

 主な事業のうち、国道6号大和田拡幅では引き続き道路設計や石名坂町地区の用地買収を進めるとともに、石名坂橋下部工事、石名坂町地区の改良工事を実施する。この事業は、4車線化による日立市内の交通渋滞の緩和と、重点港湾に指定された茨城港日立港区や日立南太田ICなどとのアクセス性向上を目的に整備するもので、港湾を核とした地域産業振興などが期待されている。また、国道245号など津波を伴う災害発生時の代替路としての機能が強化されるなど、道路信頼性の向上にも期待している。

 区間は日立市神田町の県道下土木内常陸太田線から、県道日立港線と交差する大みか町6丁目交差点までの延長3.3km(幅員25.25m、4車線)で計画する。昭和60年に都市計画決定したあと18年度に事業化し、23年度から着工した。全体事業費には約74億円を見込み、33年度ごろの供用開始を目指して事業を進める。

 国道6号千代田石岡バイパスでは、道路設計や環境調査、埋蔵文化財調査、東田中地区などの用地買収を進めるとともに、東田中地区の改良工事を行う。この路線は、かすみがうら市市川から石岡市東大橋までの延長5.8kmで計画し、地域高規格道路「百里飛行場連絡道路」として事業化している。早期の整備効果を得るため暫定2車線で整備を進め、16年度から着工した。本年度は、東田中地区改良工事を第4四半期、東田中跨道橋設置工事を第2四半期に発注する予定だ。開通時期は未定としている。

 国道50号下館バイパスでは、全長10.6kmのうち神分西交差点から栗島交差点間の1.6kmが27年10月に供用を開始し、バイパス区間7.6km全線が暫定2車線で開通した。現在は、筑西市下川島から神分(神分西交差点)までの現道区間(延長3km)を対象に、JR水戸線を跨ぐ跨線橋架け替えなど現道拡幅事業として整備を進めている。本年度は、道路設計や玉戸地区の用地買収と改良工事などを計画。JR水戸線を跨ぐ玉戸跨線橋では仮橋設置工事や切回道路工事などが予定され、第2四半期に発注して2カ年で整備を行う予定だ。

 このほか、東関道水戸線(潮来~鉾田間)では同事務所担当区間1.2kmについて、潮来地区の用地買収や改良・橋梁下部工事などを進める。国道6号では日立バイパスII期事業の用地取得や設計、勿来バイパス県内区間の設計や用地取得を行う。国道51号の神宮橋架替では道路設計や環境調査のほか、大船津地区の改良工事などが計画されている。

 このほか、交通安全事業では北茨城市立大津小学校の通学路を対象に、法面の切り直しによる歩道の拡幅工事などを実施する。電線共同溝事業のうち、国道6号住吉町電線共同溝では、吉沢町から住吉町までの延長2.6kmの整備に向けて調査や設計を行う。

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