西那須野道路で改良工 29年度3事業に43.2億 矢板大田原バイパス 事業化へ都市計画調査(宇都宮国道事業概要)

[2017/5/16 栃木版]
 国土交通省宇都宮国道事務所は、29年度の事業概要を公表した。事業費は43億2600万円で、改築、交通安全、電線共同溝-3事業を推進する。事業着手3年目の矢板拡幅の調査設計を推進するほか、西那須野道路は3区町などで用地買収や工事を実施。宇都宮市の雀宮駅前歩道整備は歩道の拡幅工事に加え、電線共同溝工事を行う。電線共同溝は50号足利市問屋町~上渋垂町1.3kmをはじめ、下野市庁舎前の小金井~笹原間2.4kmなど4号の5カ所と合わせ事業費7億0900万円を配分した。4号矢板大田原バイパスは事業化に向け、詳細ルートや構造の検討に続き、都市計画を進めるための調査に着手していく。

 改築事業は、西那須野道路など6カ所に23億8100万円。このうち新4号国道(L62km)は、古河小山バイパスを含め県内6車線整備が完了し、春日部古河バイパスに12億2500万円、古河小山バイパスが1100万円を配分した。

 同事務所所管の春日部古河バイパス11.2kmは、圏央道五霞ICが供用し、順次6車線化に着手。29年度は幸主跨道橋下部や五霞跨道橋の上部工事に着工するほか、道路設計や小福田地区改良工事を実施する。古河小山バイパスは28年度に全線6車線化が完了、開通後の交通量調査を行う。

 同じ茨城県区間では50号結城バイパス(L7.7km)が一級河川鬼怒川を渡河する新川島橋の耐震補強工事を継続する。橋脚の巻き立てなど耐震補強工事に合わせ左岸側橋梁上部工事を実施するもの。同橋梁を含む延長2.8km区間は、一級河川田川が西側で近接する高架橋区間で、平成11年3月までに暫定2車線で開通した。

 県内の改築事業で重点配分されたのは、西那須野道路の7億0100万円。道路設計や用地買収を進め、三区町での改良工事に着手していく。西那須野道路は、那須塩原市三区町~西富山に至る延長4.6kmのバイパスと現道拡幅事業。全体事業費には165億円を試算している。

 交通安全事業では、4号が野木歩道整備(野木町)、粟宮歩道整備(小山市)、雀宮駅前歩道整備(宇都宮市)、雀宮駅北歩道整備(同)、上横田1・2工区歩道整備(同)、那須町以北線形改良(那須町)の6カ所で用地買収や工事などを推進。新規では、新4号と4号が交差する平出工業団地交差点(宇都宮市)の改善に着手するほか、大原南横断歩道橋(那須塩原市)を整備するため調査設計を行う。予算配分額は12億3600万円。

 電線共同溝整備は、市街地の防災機能の向上と美しい街並みの形成が目的。29年度実施する6カ所では、調査設計や支障物移設補償、本体工事などを予定した。整備延長は、4号が古河市大堤(L0.9km)、小山市喜沢(L3.0km)、下野市小金井~笹原(L2.4km)、同下古山~宇都宮市茂原1丁目(L3.0km)の4カ所に加え、50号では足利市問屋町~上渋垂町(L1.3km)。新規では、宇都宮市西原町~簗瀬町(L0.6km)で調査設計に着手するほか、足利市の50号は当初計画の0.8kmを延伸し1.3kmを整備する。

 4号矢板拡幅は、矢板市片岡地内の東北自動車道矢板IC~同針生地内の延長6.5kmについて、現道を拡幅し4車線を確保する事業。全体事業費には200億円を試算した。29年度は7900万円を予算化し、調査設計を実施する。

 矢板拡幅から北進する4号矢板大田原バイパスは、28年度までに都市計画の準備を行う調査として、詳細ルートや構造の検討を実施。29年度にはこれまでの成果を基に、新規事業化を前提に都市計画の決定に向けた都市計画を進めるための調査を実施していく見通し。

 道路の維持管理では、道路巡回・清掃・除草・樹木の剪定・除雪などといった日常管理のほか、老朽化対策として道路施設や橋梁等の補修工事を実施する。補修工事は定期的な点検を踏まえた対応で、29年度は4号五霞跨道橋(茨城県五霞町)と50号小山高架橋を施工、50号大平高架橋(栃木市)と4号石井高架橋(宇都宮市)などは点検を予定した。

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