29年度農業農村整備事業 県営70地区に34.9億 下稲葉が始動 圃場5地区で面工事

[2017/5/17 栃木版]
 県農政部は、29年度当初予算における農業農村整備事業の実施地区と配分額をまとめ、県営が8事業70地区に事業費が34億9858万円となった。圃場の区画整理を実施する経営体育成型は、下田原北部(宇都宮市)、山口(日光市)、田川清流(同)、打越新田(芳賀町・宇都宮市)、上石那田(宇都宮市)に重点配分し面工事を実施。新規では農地整備が下稲葉(壬生町)、水利施設整備では三栗谷II(足利市)と鬼怒中央2(宇都宮市・真岡市・上三川町・芳賀町)が予算化され、調査設計や一部工事に着手する。中山間総合整備は、茂木南部(茂木町)が水路工事、高原(矢板市・塩谷町)と馬頭中部(那珂川町)では圃場の面工事を実施する。

 事業別内訳は、▽中山間地域総合整備3地区5億7000万円▽農村振興総合整備が継続の那須北(那須塩原市・那須町)に2900万円▽農地整備事業経営体育成型は12地区6億3761万円▽同畑地帯担い手育成型は継続の石島(真岡市)に450万円▽基礎調査や30年度採択を目指す実施計画が国庫と県単を合わせ7事業27地区で2億7520万円。

 水利施設整備事業のうち、▽かんがい排水は継続の西前原(小山市・栃木市)に2億6000万円▽同基幹水利施設ストックマネジメント9地区9億1169万円▽農業水利施設保全合理化事業の機能保全計画策定が新規の船生3(塩谷町)に1500万円▽同管理省力化施設整備が継続の大岩藤(栃木市)など2地区に4億5200万円▽同用排水施設整備は新規の佐良土上の台(大田原市)に1億2000万円となった。

 農村地域防災減災事業のうち、▽農業用河川工作物応急対策は新規の押切用水堰(小山市)を含む3地区に1億8920万円▽同ため池整備事業が新規の八幡池(益子町)に2698万円▽農業基盤整備促進事業は3地区9277万円▽農地中間管理機構との連携を前提とした同農地耕作条件改善が5地区で1億7462万円-となった。

 中山間地域総合整備は、茂木南部、高原、馬頭中部の3地区で整備の進ちょくを図る。このうち馬頭中部は圃場における初弾工事を発注する予定。

 圃場整備は28年9月補正で追加された工事費の繰り越し分と合わせ、29年度で面工事や暗渠排水などを実施するもの。重点配分されたのは、下田原北部、山口、塚崎・東野田(小山市)、佐川南(小山市・野木町)の4地区で事業費は11億円だった。

 30年度以降の採択を目指す実施計画27地区の内訳は、国庫充当が18地区、県単は8地区(かん排の江川地区は計画が策定済で採択申請を行うため予算配分は無い)。国庫充当のうち計画樹立を目指すのが11地区で、経営体育成型圃場整備が、刈沼川(宇都宮市)、笹原田(鹿沼市)、引田(同)、薬師寺・柴(下野市)、馬門(佐野市)、下深田(大田原市)、中田原(同)。畑総が小泉・本沼(益子町)、保全合理化は部屋南部(栃木市)と真弓(同)、防災減災で中島堰(宇都宮市)。県単では、集落基盤の安足(佐野市・足利市)と河川応急の穴川用水大前堰(真岡市)となった。県単のうち新規に調査に着手するのが、圃場整備の海道(宇都宮市)、中谷(野木町)、佐野・三本木(那須塩原市)の3地区、計画設計が圃場整備の練貫(大田原市)と、かん排の絹(小山市)となっている。

 水利施設ストックマネジメントは、芳賀台地1(益子町など5市町)に2億円を配分し、水管理システムの更新を実施するほか、新規の三栗谷IIは水路の更新や修繕に向け測量設計を進めていく。

 農業水利施設保全合理化の管理省力化施設整備に事業変更して重点配分したのが大岩藤(栃木市)で、4億1200万円を投入。第1と第2揚水機場の電気設備の更新などを実施する。農業水利施設保全合理化事業の機能保全計画策定のうち、船生3(塩谷町)に1500万円を配分。船生用水を構成する隧道など不具合箇所を特定し、30年度以降の対策工事に備えていく。

 農業用河川工作物応急対策の継続2地区は、小倉堰(栃木市)と美田東部頭首工(小山市・栃木市)。新規の押切用水堰(小山市)は、経年劣化に伴い改築を行うため、測量設計を委託する。ため池等整備は、新規の八幡池(益子町)に2698万円を配分。取水施設の改善を行うほか、貯水池の浚渫を行う。

 農業基盤整備促進事業は3地区で、このうち和久(宇都宮市)と船生百目鬼(塩谷町)が水路の修繕、高田2(真岡市)は農道を整備する。同事業の農地耕作条件改善は5地区。星の宮(益子町)、文谷(市貝町)、高田3(真岡市)の3地区が農道整備、西の原用水(那須烏山市・那珂川町)は取水堰と水路の修繕を行う。

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