矢板土木の県民の森矢板線 下太田橋の下部工発注へ 江川橋はボックス交差点2カ所に付加車線

[2017/5/18 栃木版]
 東北自動車道矢板北スマートICへのアクセス路となる一般県道県民の森矢板線の初弾工事が、早ければ今年度にも発注される見通しとなった。県矢板土木事務所によると、今年度は用地測量や補償を進め一級河川中川を渡河する下太田橋の下部工事、橋台2基に着手する見通しを示した。同橋梁は現橋梁の下流側に隣接して架け替え、橋長が32.5m(W10.0m)、上部形式に単純プレビーム合成桁を採用。下部工は場所打ち杭逆T式橋台2基とし、斜角75度の斜橋としている。また、一級河川大江川の江川橋は、橋長11.5mのボックスカルバートにより架け替えるほか、終点側の主要地方道矢板那須線合流部とスマートインター上り線分岐部の交差点2カ所には付加車線を確保する計画。

 県民の森矢板線の整備は、矢板市下太田地内で主要地方道矢板那須線から西に分岐する同県道の未整備区間600mで、26年度に平面図化、27年度は路線測量、28年度には国庫交付金を充当し、道路・橋梁の詳細設計や用地測量を実施してきた。全体事業費には5億円を試算している。

 同区間に架設されている2カ所の橋梁は、老朽化等を理由に架け替えを決め、江川橋は現橋梁と同位置、下太田橋は法線を南に振り、現橋梁の下流側に架設。新橋架設後、旧橋は撤去する予定。

 未整備区間の現道幅員はセンターラインが無い6.0~6.5m程度で、計画では現道拡幅を主体に北側に歩道2.5mを確保し全幅を10.0mで整備する。矢板那須線との交差点は、右折レーンを設置するため、江川橋西詰めから始まる延べ105mの本線シフト長と右折車線長を確保。

 下太田橋東側では矢板市が東北道上り線にアクセスするスマートインター線を新設するため、新たにT字交差点を形成。同交差点東側には東北道に向かう車両のための右折レーンを確保するため、延べ100mの本線シフト長と右折車線長を設置する。道路・橋梁の詳細設計は、新日本建設コンサルタンツ(宇都宮市)が担当している。

 区間内にある江川橋は、一級河川大江川に昭和40年に架設された。橋長が9.4m、幅員6.5mの単純RC床版橋。下部工は重力式橋台2基の直接基礎で構成する。架け替えに当たっては、橋長が短いためボックスカルバートによる施工に決めた。

 下太田橋も一級河川中川に、同じ年の昭和40年に架設された。橋長31.0m、幅員6.0mの2径間のPC橋。下部工は、直接基礎逆T式橋台2基、直接基礎壁式橋脚1基で構成する。

 同区間の整備については、25年度に県議会県土整備委員会の整備要望箇所に挙げられた。同路線は周辺のリンゴ団地をはじめ、県民の森、八方ヶ原、尚仁沢湧水など多くの観光客が利用する路線。市はこれらの観光資源に対応するため、東北道矢板北PAにスマートICの設置を含めた調査研究を進めてきた。要望区間は、同路線が矢板小学校の通学路にもなっているものの、歩道も無く屈曲し狭小な上、下太田橋と江川橋も老朽化しており、整備に合わせ架け替えを要望している。

 なお、東北道下り線にアクセスする新設のスマートインター線は、東北道西側の同県道から分岐し、分岐部の同県道は整備が完了しているため、交差点については市が整備を行う計画。

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