9.5億で30年度着工へ 矢板市の矢板北スマートインター線 中川橋梁が詳細設計 上下線800mを用地測量

[2017/5/19 栃木版]
 矢板市は、東北自動車道矢板北PAにアクセスする矢板北スマートインター線の整備に着手する。上下2路線の市の施工分は延べ800mで、事業費が9億5000万円。今年度は東北道上り線アクセス道路が一級河川中川を渡河する橋梁の詳細設計を発注するほか、下り線と合わせた全線の用地測量を委託、30年度からの用地買収や一部工事に備える。市都市建設課によると、現在県と河川協議を進めており、渡河位置を決め上半期までには橋梁詳細設計を発注する見通しを示した。これまでの検討では橋長が40~50mの曲線橋としている。同スマートICは28年5月に事業化が決まり、市はNEXCO東日本と施工協定の締結や道路設計を進めてきた。道路設計は長大(東京都中央区)が担当している。

 矢板北スマートインター線は、一般県道県民の森線から分岐し、東北道矢板北PAにアクセスする。市施工分の概算延長は、上り線アクセス道路が700m、下り線は100m。今年度は国庫補助で箇所付けされ、事業費に1億円が配分された。

 道路規格は3種4級の時速30kmとし、交互通行区間の幅員が8.0m、料金所など片側通行区間は3.5mを確保する。

 矢板北PAのある矢板ICと西那須野塩原IC間の距離は、県内の高速道路では最長で関東地方でも3番目に長い18.9km。スマートICが整備されると、南の矢板ICから7.4km、北の西那須野塩原ICまでは11.5kmとなり、矢板市街地からのアクセスが飛躍的に向上する。

 市北部には多くの観光リンゴ園のほか、県民の森や八方ヶ原、尚仁沢などの観光資源が点在しており、観光や農林業などの産業振興が期待されている。また、国際医療福祉大学塩谷病院や系列の国際医療福祉大学病院間への救急搬送にも効果を発揮するとされている。

 矢板北スマートICはPA直結型として、都賀西方スマートICとともに事業化が決まった。利用形態は、上下線に出入り口を設置した4方向へのフルインターで、ETC車載器を搭載した全車種を対象に24時間運用する。平成42年度における1日当たりの推計交通量には2100台を試算した。

 具体的な整備は今年度からで、32年度の完成供用を目指し、調査設計や用地測量に着手。30年度には下り線や橋梁下部工事等の着工を見据え、用地買収を進めていく。本格的な改良工事は31年度を見込んでおり、32年度末をめどに供用を開始する計画。

 同インター線へのアクセス道路となる県施行の一般県道県民の森矢板線については、新設の上り線との交差点を含む600mの整備に28年度から着手。今年度は用地測量や用地補償などを進め、上り線交差点西側で一級河川中川を渡河する下太田橋の下部工への着工を計画している。

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