道路53.5億、河川砂防5.1億 桜通り電共に着工 スポーツゾーン東西エントランスで11.1億(宇都宮土木29年度事業概要)

[2017/7/26 栃木版]
 県宇都宮土木事務所は、102カ所に69億8400万円を投入する29年度事業概要と実施予定箇所をまとめた。内訳は、▽道路・街路事業が79カ所53億5600万円▽河川砂防事業21カ所5億1000万円▽総合スポーツゾーンの東西エントランス整備が11億1800万円。交付金から国庫補助に振替えた3・2・101大通り桜は電線類共同溝に着工、宇都宮環状道路のうち上戸祭ICは用地補償を進め高架橋の下部工に順次着手していく。宮環御幸アンダーはJR下120m、釜川放水路は400mの修繕工事を発注。日光宇都宮道路の石那田IC新設に伴い、アクセスする小来川文挾石那田線も工事発注に向け用地補償の進ちょくを図る。

 道路事業のうち408号宇都宮高根沢バイパス6600mのうち同事務所が所管するのは1期と2期区間を合わせ4700m。発注見通しでは、宇都宮市道と立体で交差するボックス工を条件付き一般競争、改良8件を指名競争で9月までに発注する予定。

 宮環の主要交差点のうち上戸祭ICは予備・詳細設計で、高架橋の橋長を419.7mの鋼4径間連続箱桁と鋼5径間連続鈑桁の2タイプで構成する計画諸元を固めた。今年度は本線切り回しに伴う用地補償を進め、残る橋脚・橋台7基の施工に備える。調整池は下岡本上戸祭線との交差点北東側に容量1260立方m、面積3500平方mの準備工に着手、高架橋下部と合わせ本格施工に備えていく。

 宮環の渋滞対策のうち、南側の121号ではスポーツゾーン整備に伴い、総合グランド入口など主要交差点6カ所を改善するため改良工事を進めている。総合スポーツゾーン整備では、中央エントランスが完了し、西エントランスは用地補償や改良工事、東エントランスでは舗装工事の進ちょくを図る。

 通称・大谷街道(3・2・101大通り)は、幅員30.0mの4車線に拡幅する事業。24年度から桜2丁目交差点西側に加え、同交差点南側の宇都宮栃木線についても睦町交差点まで延べ1055mの拡幅整備に着手、今年度からは大谷地区スマートICへのアクセス道路整備として国庫補助の対象となった。今年度は用地補償を進め、宇都宮栃木線の電線類共同溝の工事発注を目指す。同街道駒生Iの1200mは、大谷地区スマートICのアクセス路として全幅20.0mに拡幅する。市道2457号線など6カ所の交差点で付加車線を確保する計画。公図混乱で時間を費やしていた用地調査に目途が立ち、用地補償の進ちょくを上げていく。

 宇都宮今市線と大谷観音線との交差点部の改善を含む600mを拡幅する大谷南工区は、用地補償を継続。歩道幅員3.5mを確保し、同区間にある一級河川姿川を渡河する大谷橋を架け替える。大谷橋の新橋は、橋長20.5mで上部形式をプレテンション方式PC単純床版桁。下部工は逆T式橋台2基とし、右岸側を杭基礎、左岸側が直接基礎で施工する。新橋は現在と同位置に架け替えるため、交通を確保した半断面施工を予定している。

 交安事業のうち、羽生田鶴田線は、姿川中央小学校付近とさつきロードの交差前後の狭あい区間の線形改良などに伴う拡幅。歩道を設置し安全を確保するため小学校付近370mが12.5m、さつきロード前後760mが11.5mで整備。今年度も用地補償を進め、順次改良工事に着手していく。

 下岡本上三川線上郷南工区は、上郷工区に続き延長2000mの線形を改良し、片側に歩道2.5mを確保した全幅10.5mに拡幅する。区間内で一級河川江川を渡河する栄橋は、現橋梁の直下流に新橋の架設を決めるとともに、用地補償の進ちょくを見ながら、詳細設計の委託時期を検討していく。これまでの検討では、橋長27mのメタルの鈑桁を軸に、下部工は杭基礎逆T式橋台2基。

 終点部の国道4号から500m区間を14.0mに拡幅する安塚雀宮線は、用地補償を継続し歩道工事を進めていく。区間内の新川を渡河する東田橋は不足分をボックス工で継ぎ足す手法を前提に、今後は橋梁詳細設計で確定していく見通し。3・4・109雀宮駅前線は事業延長298mについて、用地補償を進め電線類共同溝工事の進ちょくを図る。

 道路橋梁の保全対策では、一級河川鬼怒川の121号桑島大橋で、橋脚の鋼板巻き立てによる耐震補強工事を継続。全体では10基の橋脚補強を計画。今年度は第2四半期に中央部3基の橋脚を一括して条件付き一般競争で発注する。

 河川事業の田川は、裏腹付けによる堤防強化対策を継続。上三川町の武名瀬川は4号町道橋の上下部工事を発注。下部工は都市下水路が流入する箇所に設置するため、樋門と一体となった橋台を施工、第2四半期に総合評価の一般競争を予定した。上部工は橋長17.3mでプレテンション方式単純PC中空床版桁を採用、第3四半期に指名競争を予定した。

 釜川放水路は、耐震化対策と修繕工事の工法を固め工事に着手した。対策では漏水防止やモルタルの吹き付けによるPCM増厚工法、裏込注入工や横ボーリングなどによる水位の低下対策を実施。28年度補正で320m、今年度は渇水期に400mの工事を発注していく。

 砂防事業は国庫交付金による急傾斜地崩壊対策の事業化を見据え、県単で大曽Aと横山町IIAの調査を進めていく。

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