7河川8カ所で浸水対策 赤堀川の橋梁架替え 巴波川など4カ所調節池検討(県河川課)

[2017/8/3 栃木版]
 27年9月の関東・東北豪雨で溢水などによる氾濫・浸水被害のあった7河川8カ所で県は、調査や速効的な対策工事に着手していることが分かった。一級河川姿川や巴波川など3河川が上流部における調節池の検討、武名瀬川では国道352号から上流域を対象に調節池をはじめとした複合的な整備手法を検討している。県河川課によると、調査は県単河川調査費、工事についても県単緊急防災・減災対策事業費を充当、溢水箇所を重点的に築堤やパラペット護岸による嵩上げ工事を実施しているとした。

 調査や工事は、通常の災害復旧工事に加え、浸水被害の軽減・抑制などを目的に実施を決めたもの。国庫交付金を充当して整備を進めている河川改修事業が長期間を要するためで、緊急的な対策を行い、浸水被害の軽減を目指す。

 県は27年9月の豪雨被害を前提に溢水した箇所の堤防・護岸整備や氾濫被害を助長させネックとなっている橋梁の架け替えなど、すでに3河川3カ所で工事に着手、赤堀川では今年度の工事着手が見込まれている。

 具体的には、鹿沼市仁神堂町地内の武子川でパラペット護岸の施工、壬生町上稲葉地内の黒川と同安塚地内の姿川では築堤を施工中とした。日光市山口地内の赤堀川では、プレキャストボックスカルバートにより主要地方道大沢宇都宮線水車橋の架け替え工事を9月までに一般競争入札で発注する予定。

 調査を実施しているのは、宇都宮市大谷地内の姿川、上三川町上三川地内の武名瀬川、鹿沼市下武子地内の西武子川、栃木市万町地内の巴波川。これら4カ所は、上流域で下流に流す河川流量を抑制するため調節池の検討などを進めている。また、巴波川では栃木市と検討会を設置し、総合的な治水対策のあり方など、調節池を含め今年度末をめどに方向性をまとめていく見通し。

 このほか、県管理河川を対象に、防災・減災対策事業費を充当し、堆積土除去など河積を拡大して流下能力を確保する工事に加え、堤防天端を舗装して堤防への浸透水を抑制させる工事などを継続的に実施している。

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