谷津地区の改良など推進 石岡城里線 整備促進を県に要望(改修期成同盟会)

[2017/8/4 茨城版]
 石岡城里線県道改修期成同盟会(会長・高橋靖水戸市長)は1日、県庁で主要地方道石岡城里線の整備要望を行った。高橋会長や副会長の今泉文彦石岡市長、監事の山口伸樹笠間市長らが県土木部の富永幸一部長に要望書を手渡し、事業中区間の整備促進や計画区間の早期事業化などを求めた。この中で県道路建設課は、谷津地区で延長約100mの拡幅改良や県道真端水戸線との交差部の工事を実施し、牛伏地区や府中地区でも用地買収を推進していると状況を説明した。

 この路線は、石岡市府中の国道355号を起点に小美玉市・笠間市・水戸市を通過して、城里町石塚の国道123号に至る延長約40kmの幹線道路。本県の中央部を南北に縦貫し、防災面や都市間交流をはじめ岩間工業団地や水戸西流通団地などへの生産・業務機能の集積にも寄与し、茨城中央工業団地(笠間地区)への先導も期待されているが、一部区間に幅員の狭小、線形の屈曲、歩道の未設置などの未整備個所がある。

 高橋会長は「大変重要な幹線道路であり、また一部は通学路でありながら、安全面で大変危惧している」と危機感を示した。「県は水戸市谷津地区、牛伏地区、石岡市府中地区で整備を進め、水戸市三野輪地区は待避所を設けていただいた」とこれまでの取り組みに謝意を表しながら、「まだまだ狭あいな箇所があることから、早期の整備促進を要望する」と話した。

 要望内容は、「水戸市谷津地区、牛伏地区および石岡市府中地区における事業中区間については、早期完成に向けて引き続き整備促進を図ること」と「高速道路などの広域交通ネットワークを生かした開発を先導するため、未着手となっている区間の早期整備を図ること」の2点。

 このうち、水戸市の谷津地区は谷津町地内の事業中区間で、幅員狭小区間740mの早期整備完了を要望。牛伏地区では牛伏町の集落内を通過する幅員狭小区間940mについて、大型ショッピングセンター利用客などの影響で通過交通量が増加していることから、整備促進を要望した。

 石岡市の府中地区は、現在事業中の都市計画道路3・4・6若松・行里川線で、国道355号線までの残り区間292mについて整備促進を要望した。

 あわせて水戸市は、谷津地区と牛伏地区の間となる三野輪町の幅員狭小区間1300mや、鯉淵町地内の都市計画道路3・4・174東・旭ヶ丘線4200mの早期事業化を要望。笠間市も、茨城中央工業団地(笠間地区)のアクセス道路として都市計画道路3・3・25流通センター南線および3・3・26流通センター北線、3・3・34下安居南北線の計4340mについて事業化を要望した。

 石岡城里線の整備の現状については、県道路建設課が説明。谷津地区は全体計画約1.6kmのうち、これまでに約1kmの整備が完了している。現在、繰越予算で約100mの工事を進めており、「秋頃にも完成の予定」と明らかにした。また、本年度予算では県道真端水戸線との交差部の工事を実施していると報告した。

 牛伏地区は、「地元の協力をいただいているなか、繰越予算と本年度予算で用地買収を推進している」と報告。石岡市の府中地内は、国道355号との交差点部分を最優先で進めており、昨年度は国道355号との交差部で暫定的な交差点改良工事を実施した。本年度については、「引き続き用地買収を推進する」と説明した。

 未事業化区間は、三野輪地内について「昨年度に待避所工事を実施した」と報告し、「今後は谷津工区、牛伏工区の進捗をみながら事業化を検討していく」と説明。水戸市鯉淵町地内や笠間市の茨城中央工業団地(笠間地区)周辺についても、「企業の進捗状況を勘案しながら、事業化について検討していく」と述べるに留まった。

 富永部長は「地元の協力がいただけている箇所は、予算の確保に努めて事業の推進を図っていきたい」と早期完了に意欲を示し、未事業化区間については「まずは事業中箇所を重点的に実施し、優先順位を考え取り組んでいきたい」と答えた。また「今回の要望箇所も国の予算を活用している箇所が多くある」と述べて、「予算状況も厳しく、予算の総枠を増やすために市町村からも何らかの機会に国へ働きかけてほしい」と協力を求めた。

 意見交換では、会員の各市町や顧問の県議会議員から、改めて「早期整備や予算の確保に努めていたただきたい」などの意見が出た。

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