今年度は道路詳細設計 宇都宮土木の国道123号 氷室町1400m4車線化 堰改築や調整池など検討へ

[2017/8/4 栃木版]
 県は宇都宮市氷室町地内で、車道2車線の狭あい区間となっている国道123号の整備を計画している。芳賀町境までの1400mについて4車線に拡幅するもので、26年度に概略設計、27年度には路線測量を行い道路幅を確定してきた。既設の法線に沿って現道南側に拡幅を計画しており、28年度は普通河川刈沼川との渡河位置を主体とした地質・土質調査を実施している。県宇都宮土木事務所によると、今年度は事業化を見据え道路詳細設計を発注する見通しを示した。路線沿いには清原東小学校が立地し、拡幅に合わせ神社の影響範囲への擁壁設置や自転車専用通行帯の配置、流末を処理する調整池の新設と機能補償のための取水堰の改築などを検討している。

 同地域の国道123号の整備は、真岡土木事務所管内で宇都宮市境まで水橋西工区として事業化されており整備も終盤。計画では4車線を確保し24.0mに拡幅する。

 宇都宮市内の現道は芳賀町に向かい右に緩やかなカーブを描く下り坂となっており、刈沼川の谷地を抜けた後、芳賀町境付近では左に緩いカーブを描く。区間内には刈沼川をボックスで渡河。渡河位置の南側には取水堰があり、拡幅に伴い機能を補償するため改築を想定。主要交差点は、宇都宮市道の東の杜公園通りが南に分岐している。ルートの概略設計はダイミック(宇都宮市)、路線測量は東亜サーベイ(同)、地質・土質調査は芙蓉地質(同)が担当した。

 氷室町地内で2車線となっているのは、同国道から一般県道下高根沢氷室線が分岐する交差点(東小前交差点)東側約200m付近から。計画では、宇都宮土木事務所管内の芳賀町境まで1400mについて、自転車の通行を考慮し両側に歩道と自転車専用通行帯の設置を検討していく。同県道が分岐する交差点には、清原東小学校が立地し、整備は通学児童の安全を確保することが目的。同交差点の国道123号には、両方向に右折レーンが設置され、全幅は25.0mで整備済みとなっている。

 現道は8.0~9.0m。同小学校に近い箇所には、両側に1.0m程度の歩道が設置されているものの、小学校から離れるにつれ、片側歩道になり、芳賀町境付近では歩道が設置されていない。

 宇都宮市道が分岐する東の杜公園通りとの交差点は、市営墓地にアクセスする通りで、お盆や彼岸などのシーズンには交通量が増加。同交差点は形状が悪く、付近には歩道が設置されていないことから、歩行者・自転車と車両が交錯する危険性が指摘されてきた。計画では同交差点に付加車線が確保される見通し。

 氷室町地内から続く芳賀町西水沼地内では、一級河川野元川を渡河する開運橋の東西で、一般県道石末真岡線がクランク状になっていたものを、国道を現道の北側にバイパス(水橋拡幅)を整備し、狭あい区間を解消した。現在は宇都宮市境まで整備を延伸している。宇都宮市と芳賀町境までの整備は、水橋拡幅に続く工区で、東西から市町境に向け整備を進めていく計画。

 また、東小前交差点から西には、国道408号真岡宇都宮バイパスが供用し交差点を形成。国道123号に流入する車両で、交通量が増加傾向にある。

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