117カ所に48.3億投入 新規は下門沢堰堤 西那須野下石上線 太夫塚800mで歩道新設(大田原土木29年度事業概要)

[2017/8/5 栃木版]
 県大田原土木事務所は117カ所に48億3000万円を投入する29年度の事業概要をまとめた。内訳は、道路・街路事業が108カ所39億7000万円、河川・砂防事業は28カ所で8億6000万円、受託は農政部の県北家畜保健衛生所整備地の測量設計で2000万円となった。新規では、那須塩原市太夫塚地内の西那須野下石上線800mで歩道整備に乗り出すほか、那須町の下門沢では堰堤1基の施工に向け測量調査や詳細設計を実施する。西那須野那須線・黒磯那須バイパス2070mは、那珂川橋梁の諸元の検討とともに、両岸の調整池や左岸側護岸工の詳細設計を進めていく。

 大田原市の道路事業のうち大田原氏家線親園佐久山バイパスは、佐久山地内の矢板那珂川線から親園地内のライスラインまでの延長2180m(W12.0m)で一級河川深川を渡河する橋梁(吉沢橋)の上下部工を一般競争で第2四半期に発注する。橋長は18.1m、上部形式がプレテンション方式PC単純床版桁、下部工は杭基礎逆T式橋台2基。流末を確保する調整池2基は、箒川両岸に設置。左岸側容量が560立方m、右岸側は1215立方m。箒川の橋梁は147m規模とし、予備設計で3径間連続鋼I(少主)桁に決めた。

 現道の親園地内の女神橋は、新規に修繕工事を実施する。同橋梁は昭和33年度に架設された橋長8.6mのRC床版橋で、桁底部のはく離や鉄筋の腐食、欄干の損傷などを補修する計画。

 拡幅改良を含めた交通安全施設整備では、継続の294号・湯津上南(29年度完了予定)、滝沢野崎停車場線・中薄葉、那須黒羽茂木線・中野内などを対象に、用地補償を進め小学校児童らの通学歩道を確保、改良工事などを発注していく。県単の親園南金丸線・宇田川南は、宇田川小北側の延長170mを対象に片側歩道2.5mを確保、全幅10.0mで整備する。一級河川不動川を渡河する側道橋は、橋長15.4mで詳細設計を行い、形式など諸元を固めていく。

 那須塩原市の街路事業では、都市計画道路3・4・15号黒磯本通り(一般県道黒磯停車場線)270mについて、現道幅員16.0mに両側歩道3.5m、車道の両端には自転車専用帯1.5mを確保。28年度補正で北側の電線共同溝工事を発注、進ちょくを見ながら南側の工事発注にも備えていく。歩道は美装化し車道は排水性舗装を実施する計画。

 矢板那須線堰場工区は用地補償を継続。現道西側へ980mの線形改良を実施するもので、架替える堰場橋の新橋は65.6m規模、2径間連続非合成鋼鈑桁(少主桁)、主構造を耐候性。下部工は直接基礎逆T式橋台2基、直接基礎小判柱壁式橋脚1基で構成する。

 拡幅改良を含めた交通安全施設整備では、大田原芦野線・堀越、折戸西那須野線・接骨木、西那須野那須線・埼玉、関谷上石上線・下田野などで、用地補償や歩道設置工事を進めていく。新規は交付金を充当し、西那須野下石上線・太夫塚800mに着手、西側に歩道2.5mを確保した10.0mで整備する。雨水対策には浸透池1カ所を計画しており、詳細設計で諸元を固める。事業費には3億円を試算した。

 大田原市の一級河川巻川は農道橋の上下部工事を第2四半期に発注。橋長が18.8mのプレテンPC床版桁。一級河川蛇尾川の砂防事業は、那須塩原市笹沼地内で床固工2件を第2四半期に一般競争で発注する。

 那須塩原市と那須町を結ぶ西那須野那須線バイパスは、那珂川を渡河し現道の西・上流側にバイパス2070mを整備、このうち橋梁部は240mを試算した。今年度は両岸の堤内地に計画する調整池2基の諸元を固めるとともに、河川断面を確保するため、無堤防区間のある那須町側の護岸工1.3kmについて詳細設計に着手する。

 那須高原線は、那須湯本地内の一軒茶屋交差点北側750mを対象に、観光客らの歩行空間を確保するため、ゆうゆう路肩を整備、用地調査や補償を進めていく。計画では全幅で10.0mに拡幅し、車道6.0mの両側に歩道部2.0mを設置するもの。

 稲沢高久線は、クランク状になっている狭あい区間の芦ノ又地内1600mのうち、当面はクランク前後750mの改善に向け道路詳細設計。計画では9.5mに拡幅し、車道6.0mの両側にゆうゆう路肩1.75mを設置。クランク状の急カーブは法線を是正し、交通の安全を確保する。

 堰堤の本体工事では、那須町の寄居二号沢と楊源寺沢について第3四半期に一般競争で発注する。寄居二号沢は一級河川奈良川の支渓で、堰堤工1基に副堰堤を設置。本堰堤の堤高が7.5m、堤長44.5m。下流側の副堰堤の堤高が4.6m、堤長29.0mで計画。楊源寺沢は堤高5.0m、堤長41.6mの鋼製スリット型。新規の簑沢地内の下門沢は一級河川三蔵川の支渓。広域避難場所の旧美野沢小学校と体育センターに加え、伊王野白河線195mを保全。計画では堰堤工1基を施工し、事業費には1億2000万円を試算した。

 大田原市須佐木地内の下杉ノ沢堰堤は、堤高6.5m、堤長33.0mの透過型とし、用地補償を進め工事発注を目指す。急傾斜の山の手変電所前は法面工を第2四半期に発注する。

 道路保全事業では、法面の落石対策や橋梁・トンネルの補修工事を実施。新規は中塩原板室那須線の白笹橋、継続では400号澄鮮橋の防食塗装・断面補修などを実施する。トンネルでは、新規に稲沢黒羽線高舘トンネル、継続は400号猿岩トンネルで照明更新工を発注する。

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