保育所整備に補助金 中央公民館 耐震改修の設計委託料(神栖市補正案)

[2017/9/6 茨城版]
 神栖市は12日開会の第3回市議会定例会に、条例5件や予算6件など議案20件を提出する。一般会計補正予算案は、海区漁業調整委員会委員補欠選挙費と住民投票費を計上し8月17日に専決処分した第3号補正の承認を求めるとともに、2億3515万円を追加して本年度の総額を415億5063万円とする第4号補正を提出する。主なものは、民間保育施設の整備に対する補助金や産地パワーアップ支援事業費補助金を計上したほか、神栖四中の改修工事費、中央公民館耐震補強の実施設計委託料などを計上している。

 民間保育所は、低年齢児の保育ニーズに対応し受け入れ体制を整備するため、国や県の補助金を受けて民間保育所施設整備等補助金1億3811万円を確保した。すずの丘保育園(仮称)に7006万円と、のっぱら保育園(仮称)に6804万円を支出する。

 市では出生数が減少傾向にある一方、低年齢児の保育希望者が増加しており、市の29年4月の待機児童数は29人となっている。このため、保育ニーズの高い神栖東部地域と待機児童数の多い神栖西部地域で受け入れ体制の整備を図り、待機児童の解消を目指す。

 神栖東部地域は、本年度で海浜保育園(定員100人)を廃園するとともに、砂山地内に新たに社会福祉法人鈴和福祉会が「すずの丘保育園」(仮称)を30年4月に開設する予定。この保育園の定員を100人から140人に増員したため、不足額7006万円を補助する。

 神栖西部地域は、待機児童のほとんどが0~2歳児であることから、低年齢児保育に特化した小規模保育施設の整備に補助する。「のっぱら保育園」(仮称)は「はとの丘保育園」(鹿嶋市)の園長が、大野原8丁目地内に定員19人規模で30年4月の開設を目指している施設で、協議申請が6月と当初予算に間に合わなかったため、今回補助額6804万円を予算計上した。

 農業振興事業では、県補助金の産地パワーアップ支援事業費補助金1億1501万円を予算化した。ピーマンのさらなる安定生産体制を確立することや高品質化による安定経営を推進するため、低コスト耐候性ハウスなどの整備に助成する。

 中学校施設管理事業では、神栖四中の環境整備工事費に1350万円を盛り込んだ。30年4月に障害を持つ生徒が入学することから、これに対応するため入り口にスロープを設けるとともに、2階にある相談室を多目的トイレに改修するなどバリアフリー化の工事を実施する。

 中央公民館は昭和56年の建築で、平成9年に耐震診断を実施し基準も満たされていたが、その後20年近くが経過しており、他の公民館に比べて使用頻度も多く老朽化も著しいため、エスティエス設計(水戸市)に委託して平成28-29年度の2カ年で耐震診断を実施していた。

 この結果、建物の一部にIs値0.7を下回る部分があることが判明。市教育委員会は、Is値0.7以上を確保するため耐震補強工事を実施することとし、引き続き本年度に実施設計を策定するため、委託料1506万円を盛り込んだ。

 年度内に実施設計を完了し、工事は30年度に単年で実施する計画。中央公民館は溝口地内に立地し、RC造3階建て、延べ2806.96平方mの規模となる。大規模な改修としては、これまで平成13年に屋上防水改修工事を実施している。

 水道事業会計では、資本的支出で県道深芝浜波崎線道路拡張工事などに伴う配水管拡張工事を行うため、配水施設拡張費の工事費を6700万円増額。知手中央地内や太田地内、砂山地内、および矢田部地内で工事を実施する。

 以下、補正予算案の概要は次の通り。(単位・万円)

【一般会計補正予算案】

〈総務費〉

▽庁舎改修事業費=移転新築事業補助金(1000)

〈民生費〉

▽民間保育園振興事業費=民間保育所施設整備等補助金(1億3811)

〈衛生費〉

▽地球温暖化対策推進事業費=高効率給湯システム設置補助金(50)、定置用リチウムイオン蓄電池設置補助金(100)

〈農林水産業費〉

▽農業振興事業費=産地パワーアップ支援事業費補助金(1億1501)

〈教育費〉

▽中学校施設管理事業費=神栖四中環境整備工事費(1350)
▽中央公民館管理運営事業費=工事設計委託料(1506)

【水道事業会計補正予算案】

〈資本的支出〉

▽建設改良費=配水施設拡張費(6700)

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