茂木南部水路工を6分割 15地区に8.2億投入 打越新田 圃整工と暗渠排水(芳賀農振29年度事業概要)

[2017/9/7 栃木版]
 県芳賀農業振興事務所は、県営農業農村整備事業の29年度整備計画概要をまとめた。調査計画地区を含む15地区の事業費は8億2848万円。主要事業では、打越新田(芳賀町、宇都宮市)が高台の飛び地で圃整工4.7haや、残る暗渠排水11.4haに加え、高台に水を供給する揚水機1基の3件の発注を予定したほか、中山間茂木南部(茂木町)は水路工6件を9月に発注する見通し。新規の八幡池(益子町)は湛水防止に向け、測量設計を行い30年度の対策工事に備える。調査計画地区のうち穴川用水大前堰(真岡市、茨城県筑西市)と農地整備事業の小泉・本沼(益子町)は計画を樹立し、30年度から事業に着手する計画。

 工事費が重点配分された地区の事業費は、打越新田が1億1500万円、茂木南部2億1800万円、基幹ストマネ芳賀台地1は2億円となった。

 中山間茂木南部は、小山・飯中(L2000m)、北高岡甲新堀・鮎田堀之内・鮎田上(L2500m)、木幡(L900m、暗渠排水A0.6ha)、飯上(L2100mとL2300m)、小山(L1000m)の各地区で施工する用排水路工を6件に分け、9月にも発注。水路工の標準断面は、300×300ミリと400×400ミリ。委託関係では、30年度に施工予定の小貫中地区(L831m)と深沢地区(L1505m)の集落道の測量設計を実施。小貫中地区が東洋測量設計(宇都宮市)、深沢地区は第一測工(同)が担当。既設道路の法線改良で、小貫中が幅員4.0m、深沢は3.5mを確保する。

 打越新田は、宇都宮市氷室地内の飛び地となっている高台の4.7haが対象。同地へ用水を供給するため、下流からポンプアップする揚水機を1基設置するほか、暗渠排水は刈沼川沿岸11.4haを施工。面整備は今年度で完了する計画。

 新規の八幡池は、▽池浚渫による貯水容量1万2000立方mの確保▽取水施設2カ所の改修と簡易スライドゲートの設置▽排水容量を向上する流入調整桝設置とボックス工による排水路の更新-などを計画。今年度で測量設計を行い、30年度の単年度で施工する計画。総事業費には7600万円を試算、測量設計は第一測工が担当している。

 農道の舗装工事は、継続の農業基盤整備事業が継続の高田2(真岡市)に加え、高田3(同)、星の宮(益子町)、文谷(市貝町)の3地区に農地耕作条件改善事業を充当し新規に着手する。施工延長は高田2が残る750m、高田3は600m(全体延長1370m)、星の宮1350m(同3150m)、文谷1160m(同3180m)とし、9月の工事発注を見込んだ。いずれも全幅5.0m(表層工4.0m)で、測量設計は高田3が協和測量設計(宇都宮市)、星の宮が八汐コンサルタント(同)、文谷は宇都宮測量(同)が担当している。

 基幹水利施設ストックマネジメント事業は、国営事業で整備した芳賀台地の水管理制御設備の更新。耐用年数超過に伴い、中央管理棟をはじめ全施設の電気通信設備などシステムを更新するもので、一般競争入札を適用し10月にも本庁から発注になる予定。

 調査計画地区のうち農村地域防災減災事業の穴川用水大前堰は、ゲート設備の更新などによる長寿命化対策を計画。今年度に計画を樹立し30年度の事業化を目指す。計画樹立業務は、八汐コンサルタントが担当。小泉・本沼地区も経営体育成基盤整備により30年度からの事業着手を計画しており、受益面積には53haを試算した。

 また、圃場整備を計画する椎谷の受益面積は41ha、芳賀町北部第2は220haを想定し、今年度に計画設計、30年度には計画樹立を目指す。

 今年度の事業概要は次の通り。([1]事業費[2]事業内容[3]発注予定時期と件数[4]事業期間、単位・万円、▼新規)

【中山間総合整備事業】

▽茂木南部(茂木町)=[1]2億1800[2]用排水路工10.5km、[3]9月、6件[4]23~30年度

【経営体育成基盤整備】

▽小貝川沿岸2期(市貝町)=[1]1000[2]換地業務一式[3]発注済[4]19~29年度
▽益子西部(益子町)=[1]1200[2]換地業務一式[3]発注済[4]22~30年度
▽打越新田(芳賀町、宇都宮市)=[1]1億1500[2]圃整工4.7ha、暗渠排水11.4ha、揚水機工1基[3]9月、3件[4]25~31年度

【畑地帯総合整備】

▽石島(真岡市)=[1]450[2]換地業務一式[3]発注済[4]21~30年度

【農村地域防災減災事業】

▼八幡池(益子町)=[1]2698.8[2]測量設計[3]発注済[4]29~30年度
▽穴川用水大前堰(真岡市、茨城県筑西市)=[1]200[2]計画樹立一式[3]発注済[4]28~29年度

【農業基盤整備促進事業】

▽高田2(真岡市)=[1]2300[2]舗装工750m[3]9月、1件[4]28~29年度

【農地耕作条件改善事業】

▼高田3(真岡市)=[1]3200[2]舗装工600m[3]9月、1件[4]29~30年度
▼星の宮(益子町)=[1]6400[2]舗装工1350m[3]9月、1件[4]29~31年度
▼文谷(市貝町)=[1]5900[2]舗装工1160m[3]9月、1件[4]29~31年度

【基幹水利施設ストックマネジメント事業】

▽芳賀台地1(益子町、茂木町、市貝町、芳賀町、那須烏山市)=[1]2億[2]水管理制御設備一式[3]10月、1件[4]26~30年度

【農業農村整備事業計画調査】

▽小泉・本沼(益子町)=[1]1000[2]計画樹立53ha[3]発注済[4]26~29年度
▽椎谷(市貝町)=[1]1300[2]計画設計41ha[3]発注済[4]28~30年度
▽芳賀町北部第2(芳賀町)=[1]3900[2]計画設計220ha[3]発注済[4]28~30年度

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