福田知事9月補正で自民県連に回答 一般会計は12億円余 8高校長寿命化修繕へ設計費

[2017/9/12 栃木版]
 県の9月補正予算案一般会計規模は約12億円余で、下野市の頭首工整備や塩谷町の用水路改修として農業基盤整備促進事業費3億4772万円を追加するほか、道路照明ESCO事業や県単土木平準化事業で債務負担行為に59億6000万円を設定した。福田富一知事が11日、自民党県連に回答したもので、県立学校の長寿命化対策には30年度に足利工業高校など8校の修繕工事の前倒しとして設計費4000万円を盛り込んだ。県は補正予算案を12日に発表する見通し。

 福田知事は、自民党県連(茂木敏充会長)と、とちぎ自民党議員会(神谷幸伸会長)が9月補正予算案に計上するよう求めていた11重点事業8億7109万円について、この日満額回答したほか、一般会計の規模を明かした。

 回答書によると、補正予算案について次代を拓く人づくりや強みを生かした産業の振興、健康で安心な暮らしの実現など、県民生活に関わる緊要な課題に適切に対処することとして編成したとしている。

 社会資本整備のうち、道路照明をLED化に変更するESCO事業には債務で34億6000万円を設定。下野市の宮前堰頭首工改修が2億2000万円、塩谷町の船生用水路更新は1億2772万円を計上するほか、道路・河川等維持管理の端境期対策に充当する県単土木平準化事業費には25億円の債務負担行為を設定する。このうち道路照明ESCO事業は今年度、県北と県南エリアを先行して事業者を選定する予定。LED工事と維持管理を含めた実施期間は、30~40年度の11年間を見込んでいる。

 県立学校の整備では、今年度から5カ年計画で始まった長寿命化推進事業を前倒しし、高等学校8校分の設計費4000万円を予算化。今年度に設計を行い、30年度夏休みを利用して工事を進めていく。具体的には、佐野高校が屋外給水設備改修に400万円、足利工業高校の管理教室棟屋上防水・外壁改修・アスベスト除去等に800万円、壬生高校は普通教室棟の外壁改修に500万円、真岡北陵高校が教室棟トイレ改修で700万円、馬頭高校が暖房設備改修で600万円、宇都宮南高校は第2体育館の屋上防水と外壁改修で400万円、小山高校は柔剣道場内部改修に300万円、栃木農業高校は第1体育館屋上防水改修で300万円-としている。

 また、大田原高校山岳部の那須町における雪崩死亡事故を受けて、山岳遭難捜索・救助用資機材整備として2000万円を予算化する。具体的には、ビーコン(電波発信機)やスノーシャベル、冬用防寒着などといった冬季の雪山を所管する県北4警察署を対象とした警察用装備用具に加え、人が入り込めない場所でも上空から捜索できるよう、ドローン本体とサーモカメラなど付帯設備の購入費に充てる。

 障害者福祉施設整備助成には3474万円。内訳は、那須烏山市のグループホーム創設に2033万円、宇都宮・足利・日光の計5カ所のスプリンクラー整備には1440万円を予算化。

 労務単価や資材価格の高騰を背景に、28年1月時点の見込みより約50億円増え、総事業費が約650億円に膨らむことが確実となった総合スポーツゾーン整備には、年内にも工事発注が予定されている硬式野球場の改修費として2億0326万円を増額。継続費を補正し29年度の年割額に同予算額を盛り込むほか、既存施設改修費として継続費を31年度まで延長し、4カ年の総額を36億0966万円に増額する。

 建設関連等回答額は次の通り。(単位・万円)

【誰もが安心して暮らせる社会の実現】

▽芳賀赤十字病院整備助成費=1億7221.3
▽障害者福祉施設整備助成費=3474.5
▽道路照明ESCO事業費(債務負担行為)=34億6000
▽農業基盤整備促進事業費=3億4772.7
▽県単土木平準化事業費(債務負担行為)=25億
▽県立学校施設長寿命化推進事業費=4000
▽山岳遭難捜索・救助用資機材整備費=2000

【総合スポーツゾーンの整備】

▽総合スポーツゾーン整備費=2億0326.3

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