建築3分割で3者JV 県総合スポーツゾーン硬式野球場 事業費36億に増額 グラウンド改修を30年度

[2017/9/13 栃木版]
 県は総合スポーツゾーンの整備で硬式野球場の全面改修を計画しているが、発注済の夜間照明6基と13日付け公告の建築工事3件に続き、10月に電気と機械設備の2件、30年度にはグラウンド改修工事の発注を計画していることが分かった。公告の建築工事はメーンスタンド、一塁側内外野スタンド(スコアボード棟含む)、三塁側内外野スタンドの3件とし、3者JVを編成し12月議会承認後に着工する予定。硬式野球場は資材・労務単価の高騰を背景に、31年度までの総事業費が36億0966万円に増額となった。

 県総合スポーツゾーン整備室によると、硬式野球場の改修は耐震対策を前提に、▽エントランス部の増築▽メーンスタンドの改修▽内野スタンドの新築▽夜間照明設備の新設-などを行い、新築並みのリニューアルを行うとした。改修設計は、都市環境建築設計所(宇都宮市)が担当した。

 メーンスタンドは、選手と観客の動線を明確に分離し、使いやすい球場に改修。このためRC造3階建て・延べ214.22平方mのエントランス棟を増築。階段とエレベータを設置し、役員・選手を1階、観客を2階から出入りさせるとともに、バリアフリー化を図るとした。全客席数に1万5000席を確保し、十分な身障者席も配置する。また、女性選手の利用を考慮し更衣室やトイレを整備するもの。メーンスタンド棟の構造と規模は、RC造4階建て・延べ4883.25平方m。

 1塁側と3塁側の既存の内野スタンドは、盛り土構造となっており解体し新設する。1階部分には、必要諸室を配置して選手の使い勝手を向上させるとした。また、メーンスタンドと一体化を図ることで、観客動線を整理するほか、客席をメーンスタンドと同じ傾斜とし視認性を確保する。構造と規模は、1塁・3塁側ともRC造3階建て・延べ2387平方m。

 外野スタンドは座席を新設する。既存の芝生部分に固定席を配置し、客席としての使い勝手を向上させるとした。中央のスコアボード棟の構造と規模は、RC造4階建て・延べ353.99平方m。夜間照明6基の設置は、日没後の試合に備え、照度を確保するとした。

 30年度に発注を計画しているグラウンド改修では、芝生の入れ替えや土質改良等による排水性を確保することで、競技の質の向上を図るとした。

 現在の硬式野球場は、昭和57年7月に完成。高校野球や北関東大学準硬式野球連盟などアマチュア野球公式戦に使用されている。両翼が98m、中堅は122mあり、内野はクレー舗装、外野は天然芝となっている。観客収容人員は1万5395人。スコアボードは電光式であったものを、26年度にLEDに改築した。

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