県道路公社の日光宇都宮道路 3橋梁を大規模修繕設計 神ノ主山トンネル 年内に空洞化対策工

[2017/9/29 栃木版]
 県道路公社は、日光宇都宮道路(日光道)の大規模修繕で今年度は、安良沢大谷橋の耐震補強・修繕工事に続き、30年度からの施工を見据え、赤堀橋と室瀬高架橋、銭沢橋の耐震補強・修繕設計を進めていく。設備更新では、鳴虫山と神ノ主山トンネルの消火設備の更新に加え、補修対策として神ノ主山トンネルの覆工と地山の間に確認された空洞化対策工事を一般競争を適用し12月までに発注する見通し。

 安良沢大谷橋は、日光ICと清滝IC間にあり、竣工は開通時の昭和56年度。橋長が341.7mで、工事は橋脚への巻き立てや落橋防止装置の設置、断面修復や支承の補修等を28~29年度の2カ年で実施してきた。概算事業費は5億6000万円。

 耐震補強・修繕設計に着手した赤堀橋は、徳次郎ICと大沢IC間にあり、竣工は開通の昭和51年度。一級河川赤堀川を渡河する橋長が38.0m(上下線分離の2橋)で、上部形式が鋼単純非合成鈑桁。下部工は左岸が壁式橋台、右岸はボックスカルバート橋台とし、いずれも直接基礎。設計はニュージェック(東京都江東区)が担当している。

 室瀬高架橋は、土沢ICと今市IC間にあり、竣工は開通の昭和51年度。東武鉄道日光線をオーバーパスする跨線橋で、橋長は203.0m(上下線分離の2橋)。上部形式は鉄道直上部が37.0mの単純合成鈑桁で、日光側が2径間連続RC中空床版桁、宇都宮側は4径間連続RC中空床版桁2連で構成。下部工のうち橋台2基は、A1がラーメン式橋台、A2は扶桑式橋台。橋脚10基のうちP1~P7とP10が2柱式橋脚、東武鉄道両側のP8とP9は上り下り一体型の2柱ラーメン式橋脚とし、基礎はいずれも杭基礎。設計は富貴沢建設コンサルタンツ(宇都宮市)が担当。

 銭沢橋は対面通行の日光ICと清滝IC間にあり、竣工は昭和56年度。一級河川大谷川の支川を渡河する橋長が156.5mで、上部形式は鋼5径間連続鈑桁。下部工は場所打ち杭の左岸がラーメン式橋台、右岸は逆T式橋台、ラーメン式橋脚4基で構成する。設計は富貴沢建設コンサルタンツが担当している。

 工事は落橋防止や断面修復、伸縮装置の更新、支承の交換、橋面の舗装修繕等による防水対策などで、上下分離橋となっている赤堀橋では分離帯の遊間止水工、メタルの東武鉄道跨線橋等では防食のための塗装などを計画した。

 日光宇都宮道路のトンネル対策は、昭和56年度に開通した日光ICと清滝IC間にある神ノ主山(L908m)と鳴虫山(L967m)の2カ所。設備の基準見直しと長寿命化対策に伴い、設備更新や空洞化対策を進めていく。

 空洞化対策は28~30年度の3カ年計画で発泡性モルタル充填を行い、今年度は神ノ主山トンネルを対象に第3四半期に一般競争で発注する見通し。非常用設備は今年度、2トンネルの消火栓の撤去と消火機器等配置について一般競争で公告中。ハイブリッド車など低公害型車両の普及に伴い、神ノ主山に2基、鳴虫山に1基設置されていたジョットファンの撤去は完了した。

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