筑西つくば線BP供用へ 本年度事業概要 294号筑西拡幅は県境付近を(県筑西土木事務所)

[2017/10/3 茨城版]
 県筑西土木事務所(渡辺功技監兼所長)の本年度の事業概要によると、筑西幹線道路は筑西三和線のバイパス部で1.9kmの道路改良工事を実施するほか、国道294号筑西拡幅は栃木県境付近の4車線化に着手して延長400mの道路改良舗装工事を実施する。筑西つくば線バイパスは、県道下妻真壁線から筑西つくば線現道までの舗装工や交差点改良を実施し、年度内に南側の優先区間を暫定2車線で供用開始する。

 同事務所が管轄する結城市・筑西市・桜川市の管内には、幹線道路が東西に国道50号、南北に国道4号と国道294号の一般国道3路線が走っている。県道は、主要地方道が11路線と一般県道35路線、自転車道線1都線の計47路線で実延長約326kmとなっており、改良率は国道が100%、県道が83.5%となる。

 河川は国直轄の鬼怒川、小貝川、大谷川のほか、県管理は桜川など19の一級河川が北から南方向に流れ、流路延長は左右岸あわせて321kmとなっている。要改修延長252kmのうち、改修済みの延長は187kmで、整備率は74.4%となる。

 本年度の主要事業を見ると、筑西幹線道路は北関道桜川筑西ICから古河市に至る計画延長約44kmのうち同事務所が28kmを担当し、うち13kmは供用している。現在は、筑西三和線の鬼怒川大橋から八千代町境まで(結城市山王-粕札)の整備を進めている。

 この区間は筑西三和線のバイパス部で、22年度に概略ルートを確定して24年度から道路計画説明会や詳細設計・用地測量、および用地買収に着手した。25年度からは一部で工事にも着手している。全体計画は延長3089m、幅員23.5mで、総事業費は約28億円。28年度末の進捗率は65%で、本年度は引き続き用地取得や延長1900mの道路改良工事を実施する。

 国道294号筑西拡幅は、28年度に筑西市梶内から野殿までの区間約5kmの4車線化が完了し、本年度からは筑西市折本から栃木県境まで、延長890mの事業に着手した。総事業費は約3億4000万円を見込み、本年度は延長400mの道路改良舗装工事を予定する。

 主要地方道筑西つくば線は、現道の幅員が狭く歩道も未設置で、通過交通も多いことからバイパスの整備を進めている。全体計画延長6960mのうち主要地方道つくば真岡線から県道下妻真壁線までの約1700mは、つくば明野北部工業団地へのファナックの進出に伴い重点的に整備を進めて25年度に供用した。

 現在は、南側の優先整備区間となる県道下妻真壁線から筑西つくば線現道まで、延長2180mの整備を進めている。28年度末の進捗率は43%で、本年度は現道との交差点部の改良舗装工事延長80mや残る表層舗装工事2100mを実施して、年度内に暫定2車線で供用を開始する。

 一般県道東山田岩瀬線は、北関道桜川筑西ICへのアクセス道路として、また地域の生活道路や通学路としても重要な幹線道路だが、幅員が狭あいで歩道もなく、車両のすれ違いが困難な個所もあることから、通学児童の安全や円滑な通行を確保するためバイパスを整備している。

 全体計画延長8280mのうち、28年度に筑西市区間のバイパス整備が完了するなど約5500mの整備が完了しており、進捗率は67%。現在は桜川市区間で用地取得を進めており、用地が取得できた箇所から工事を実施している。本年度は引き続き用地を図るほか、道路改良工事延長150mを予定する。

 県道岩瀬二宮線は、筑西市小栗地区から下高田地区の区間で歩道がなく幅員も狭あいで、車両の相互通行に支障を来たしていることから、延長3kmのバイパス整備を進めている。25年度までに、加草橋を含む下高田地区の延長1.8kmが完成している。

 本年度は、昨年度に引き続きつくば真岡線交差部までの用地測量を実施するとともに用地取得を進め、用地が取得できた箇所の工事に着手する方針で、道路改良工事延長150mを計画している。

 県道高田筑西線も、現道に歩道がなく幅員も狭くて車両のすれ違いが困難なことから、11年度に延長784mのバイパス整備事業に着手した。13年度から15年度にかけては、奥田北地区県営ほ場整備事業に伴う創設換地で先行して事業用地を取得している。

 岩瀬二宮線の下高田地区の整備を優先して取り組んできたが、この地区の完了を受けて28年度から工事に着手している。28年度末で進捗率は80%に達しており、本年度内の供用開始を目指して舗装工事などを実施する。

 一級河川桜川は、管内の管理延長約37.9kmを真壁工区と大和工区に分け、治水事業を実施している。真壁工区は山口川合流点までの8.2kmを緊急改修区間として、河道掘削や築堤、橋梁や堰の改築などを実施しており、大和工区は流下能力を高めるため、阿部田橋付近の局所的な屈曲部の解消を図った。

 本年度は下流の筑波工区の進捗状況を考慮しながら、流下能力向上に向けた河道掘削や屈曲部の解消、伐採などを勧める方針。河道掘削と護岸工事は、延長250mを計画している。

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