A街区協力者を公募 取手駅北区画整理 事業計画案策定の支援で(取手市)

[2017/10/4 茨城版]
 取手市は2日、取手駅北土地区画整理事業施行区域内のA街区(0.7ha)について、第一種市街地再開発事業の着手に向けた民間事業者(事業協力者)の公募を開始した。権利者の同意に向けた事業計画素案策定などを行うもので、12月下旬には協定を締結する。順調に進めば、30年度中にも再開発準備組合を設立したい考えで、34年度の着工に向けて準備を進めていく。

 この公募は、取手駅北土地利用構想におけるA街区について、関係権利者の土地利用の実現に向けた市の支援策の一環として行うもの。再開発事業の準備組合設立に向けた事業計画素案の作成支援を行う。

 取手駅北土地利用構想では、エリア内をA・B・C街区と北部・西部地区に分け、それぞれの土地利用方針に基づいた整備を進めてきた。線路沿いのC街区では自転車駐車場や歩行者デッキ、民間事業者による医療モールなどを整備。エリア北側のB街区には、土地利用構想の中心施設として取手ウェルネスプラザと多目的広場公園を整備し、27年10月に供用を開始している。

 エリア南側に位置するA街区は26年度から事業に着手し、ランドブレイン(東京都千代田区)で基本計画をまとめた。A街区は東側に西口駅前広場が隣接し、土地利用方針には▽市民の日常の生活を支え、賑わいを生む商業・業務機能▽健康・医療・福祉を支える商業・業務機能▽市民の芸術文化活動や多目的利用できるギャラリーやコンベンション機能──などを掲げている。

 これまで市が主体となって整備を進めてきたB・C街区と違い、エリア内に民間のビルや宅地が立地しており、事業実施に当たっては、地権者の意向を踏まえながら土地の高度利用を図る(共同化を目指す)ことを位置付けている。昨年7月には、組合施行の市街地再開発事業に向け、関係権利者(18人)で構成する「取手駅西口A街区共同化事業検討会」を設立。▽都心居住の誘導▽都市機能の集積▽都市環境の創出──による「取手らしさを再創する魅力ある都心づくり」を目指して土地利用構想の策定を進め、本年7月には「取手駅西口A街区再開発基本構想」と事業協力者の公募について了承した。

 事業協力者の公募関心表明書の提出は今月20日まで、応募書類の提出期間は11月27から11月30日まで。最優秀提案者等の選定は12月中旬に行われ、事業協力者の決定と協定書締結は12月下旬を予定している。

 応募形態は、参加者を単体または複数の企業で構成されるグループ(共同事業体)とし、応募資格は事業への参画に当たって定められた資力・信用力を有し、市街地再開発事業について計画性や事業性、経済性に優れた企画提案能力を有する者などとしている。

 協定期間は年明けから約半年となり、市や検討会と共同で事業計画の素案策定を進めていく。権利者の同意が得られれば、30年度中にも検討会を母体とした準備組合の設立も視野に入れている。その後、都市計画決定や事業計画立案などを経て組合を設立し、34年度にも着工する考えだ。

 問い合わせは都市整備部中心市街地整備課(市役所分庁舎2階)まで。

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