景観刷新事業に着手 本年度事業概要 SICアクセス道路の整備推進(県水戸土木事務所)

[2017/10/6 茨城版]
 県水戸土木事務所(伊藤敦史所長)の事業概要によると、本年度は石岡小美玉スマートICアクセス道路の整備を急ぐほか、国道355号笠間バイパスや国道123号桂常北バイパスの道路改良工事などを進める。河川は石川川や涸沼川の改修を予定し、沢渡川は捷水路の整備を検討する。都市計画道路は、水戸駅平須線で梅戸橋の暫定2車線供用に引き続き旧橋の撤去を進め、橋梁の耐震化では涸沼橋など2橋の耐震補強工事を実施する。本年度から着手した景観刷新事業では、水戸市の事業と連動して旧県庁舎前の歩道をバリアフリー化する。

 本年度の主要事業を見ると、幹線道路は国道245号「那珂湊拡幅」整備事業で、湊大橋の架替事業を進めている。延長は常陸大宮土木事務所施工分と合せて4800mで、28年度末までの進捗率は72%。このうち水戸土木の施工分は延長1800mで、進捗率は67%となっている。24年度には暫定2車線、片側歩道で新橋を供用するとともに、旧橋の撤去に着手した。本年度は、旧橋を撤去した跡地に整備する残る2車線分の新橋の下部工事や上部工事を行う。

 国道355号「笠間バイパス」整備事業は、笠間市内で特に観光や産業関係の大型車の交通量が多いことから、延長5200mのバイパスを整備している。これまでに、来栖跨線橋や下市毛橋を整備するなど延長3860mを供用しており、進捗率は28年度末で89%となる。

 残る県道笠間つくば線から芸術の森公園付近までの延長1340m区間は、31年度のいばらき国体を見据えて工事を進めている。本年度は道路改良工事のほか、JR水戸線に架かる下市毛跨線橋(仮称)の橋梁桁製作と架設を計画し、JR東日本に委託して10月にも桁の架設に着手する。

 国道123号「桂常北バイパス」整備事業は、城里市街地の安全で円滑な交通を確保するため、全体計画3300mのバイパスを整備している。このうち、市街地の迂回区間延長2000mの整備を優先的に進めており、これまでに優先区間の1500mを供用。28年度末の進捗率は64%となる。本年度は優先区間の残る500mの道路改良舗装工事や、用地取得を実施する。

 主要地方道大洗友部線バイパス事業は、茨城町内の国道6号から西側の区間で延長6850mのバイパスを整備している。これまでに西側の約4000mが供用済みで、残る約3000mは茨城町運動公園から茨城中央工業団地までの1300mと、国道6号から茨城町運動公園までの1800mに分けて整備している。28年度末の進捗率は57%で、本年度は用地取得や道路設計、基準点測量を計画する。

 石岡小美玉スマートICアクセス道路整備事業は、石岡小美玉スマートICと茨城空港を直線的に結ぶため、県道上吉影岩間線や小美玉市道常陸平野空港線(仮称)を整備するもの。全体延長は約9.6kmで、西側の県道上吉影岩間線約5kmを県事業(うち水戸土木区間4.3km)で、東側の常陸平野空港線約4.6kmを小美玉市事業で整備するが、東側工区の工事も県が市から受託する。

 27年度に事業に着手し、用地測量と設計を実施。28年度は用地取得のほか工事にも着手し、地盤改良工事や函渠工事、橋梁下部工事などを実施している。本年度については、引き続き用地取得や地盤改良工事、函渠工事、道路改良工事などを実施する。

 河川改修事業は、桜川ふるさとの川整備事業で現在は支川沢渡川の改修を実施中。沢渡川は偕楽園下の冠水対策として暫定排水路工事を実施しており、本年度は延長124mの河川改修工事を行うとともに、捷水路の整備について検討を進める。

 石川川の河川改修事業は、下流域の集落の浸水被害軽減を図るため4年度に小規模河川改修事業として着手し、掘削や築堤を進めている。県道長岡大洗線三又橋の改築が完了するなど、28年度末までに40%が進捗した。引き続き、三又橋より上流の整備に移行し、本年度は石川橋の予備設計を策定する。

 涸沼川河川改修事業の笠間工区は、JR水戸線から野郎橋までの2.4kmを昭和48年度から小規模河川改修事業に着手し、このうち笠間市街地を流れる1.3kmを「ふるさとの川モデル事業」で、治水安全度の向上を図るとともに良好な水辺空間の形成を目指している。本年度は、河積の支障となっていた柳堰の改築を完了させるとともに、延長120mの築堤工事を実施する。

 同じく涸沼川の中流工区は、JR常磐線から水戸線までの9.5kmについて浸水被害の軽減を図るため、平成3年度から堤防や河道拡幅などの整備を進めている。下流側から順次進めているが、事業完了までに相当の時間を要するため、当面の対策として流下能力が不足している南吉原地先約1.6km区間の土砂掘削や南吉原・上加賀田地先の堆積土砂撤去、竹の伐採などを実施している。このほか本年度は、用地取得を予定する。

 都市計画事業は、赤塚駅松が丘線街路事業で赤塚駅北口周辺の交通混雑緩和、安全性の確保、良好な景観の確保を図る整備を進めている。延長314mに総事業費13億円を投じる計画で、28年度末の進捗率は56%。本年度は用地買収や道路改良舗装工事を実施する。

 水戸駅平須線改良事業は、JR常磐線を跨ぐ梅戸橋の老朽橋架替が進められ、28年度末の進捗率は事業費ベースで78%。8月には暫定2車線で供用を開始しており、この後はJRに委託して旧橋を撤去する。事業完了は31年度の予定。

 中大野中河内線街路事業は、これまでに元吉田工区と千波工区の整備が完了し、現在は酒門工区の整備を進めている。28年度末までの進捗率は49%で、本年度は用地取得と道路改良工事を予定する。

 既設橋梁の耐震化事業は、緊急輸送道路などで対策の必要な橋梁の耐震化を進めている。全体計画は、国道118号中河内陸橋ほか12橋で予算額は75億円。28年度までに8橋の耐震補強工事が完了して進捗率は65%となっており、本年度は涸沼橋など2橋の耐震補強工事と、寛政橋の耐震補強設計を行う。

 景観刷新事業では、本年度から3年間で旧県庁舎前の景観向上に配慮しながら歩道のバリアフリー化を進める。延長は250mで計画し、本年度は路線測量のほか、専門家の意見を取り入れながら道路予備設計を進めていく。

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