自由通路やデッキ整備 内原駅南口周辺 社総交で5カ年18億円(水戸市)

[2017/10/12 茨城版]
 水戸市はこのほど、内原駅南口周辺地区における社会資本総合整備計画(都市・地域交通戦略推進事業)を公表した。南北自由通路や駅南口広場などを整備することで、駅南北を一体化し「交通結節点としての機能強化」を図る計画で、計画期間は29年度から33年度までの5年間、全体事業費は18億円を予定する。主な事業内容は、南北自由通路と長岡街道踏切付近まで延びる北デッキを設けるとともに、駅南側に自動車駐車場や自転車駐車場、駅前広場などを整備する。

 都市・地域交通戦略推進事業は社会資本総合整備計画に位置付けられ、都市・地域の安全で円滑な交通を確保し、魅力ある都市・地域の将来像を実現するもの。国が地方公共団体などに対し必要な助成を行って徒歩、自転車、自動車、公共交通の適正分担が図られた交通体系を確立し、公共の福祉に寄与することを目的とした制度となる。

 内原駅の周辺では、駅北の区画整理事業が27年3月に完了し、民間の複合型商業交流施設を核とした商業の集積をはじめ、駅北口広場などの都市基盤整備が進んでいる。魅力とにぎわいのある都市空間が形成されたことから、引き続き駅南北の一体化に向け、南口で交通結節点としての機能強化などを図る。

 社総交の交付対象事業と事業費は、自由通路整備(延長41m、幅員4m)に7億5000万円、連絡通路(デッキ)整備(延長88m、幅員3m)に7億円のほか、駅前広場の敷地整備(面積543.1平方m)、自転車駐車場整備(230台)、自動車駐車場整備(12台)、バス乗降場整備、タクシー乗降場整備、シェルター等設置(自由通路)、シェルター等設置(駅前広場)に各5000万円ずつで計画する。事業の実施時期は、敷地整備と自動車駐車場整備が30年度から、それ以外は29年度から実施して、32年度末の完了を目指す。

 内原駅では、これら社総交を活用した自由通路や駅前広場の整備に加え、橋上駅舎の整備も進める。本年5月には、JR東日本水戸支社と南北自由通路・橋上化整備の基本協定、および基本設計に係る協定を締結している。基本協定の内容は、内原駅南北自由通路および橋上化整備に関し▽事業の位置および範囲▽設計および工事の施工▽費用負担▽施設物の帰属および維持管理▽用地処理──などの事項について定めた。

 この基本協定に基づき、基本設計では▽公正性と透明性の確保▽設計の位置、内容および施工区分▽設計の工程▽設計の費用および負担──などを定めている。設計費用は、橋上駅舎が2310万円、自由通路が3088万円の計5398万円で、水戸市が負担金を支出する。

 本年度に基本設計、30年度に実施設計を策定し、31年度から工事に着手して33年度以降の供用を目指す。市の予算では、橋上駅舎・自由通路の基本設計委託料と基本設計負担金として8100万円を、駅南口広場の基本設計や用地測量、地質調査などで委託料2670万円を確保している。

Comments are closed.


Powered by WordPress, WP Theme designed by WSC Project.