宇都宮市が上下水道基本計画骨子案 施設管路の耐震化推進 雨水幹線や貯留槽設置

[2017/10/12 栃木版]
 第2回宇都宮市上下水道懇話会(座長・太田正作新学院大学名誉教授)が11日に市上下水道局で開かれ、第2次市上下水道基本計画骨子案が示された。同案によると、上下水道施設や管渠の整備を進めていくほか、新たな浄水処理技術の導入、施設や管路の耐震化、雨水幹線の整備、雨水貯留槽設置の促進などを行う。29年度末の公共下水道整備率は98.7%、重点排水区雨水幹線整備率は72%、下水道老朽管更新率は88%になる見通し。

 市は上下水道基本計画を策定し、水道水の安心給水の推進や、上下水道サービスの質を高める取り組みを行っている。市は、持続可能な事業運営を推進するため、第2次市上下水道基本計画を策定することとなった。同計画の期間は、30~39年度の10年間(前期5年・後期5年)となっている。

 上下水道を取り巻く現状として29年度末の見込みで、水道普及率は98.1%、水道有収率は88.41%、水道老朽配水管更新率は100%、合流式下水道改善率は100%、公共下水道整備率は98.7%、重点排水区雨水幹線整備率は72%、下水道有収率は68.16%、下水道老朽管更新率は88%、水道の基幹施設建築物耐震化工事着手率は100%、下水道の基幹施設建築物耐震化工事着手率は0%、局庁舎電力消費量の削減率(22年度比)は20.0%以内となっている。

 基本計画では、[1]安定した上下水道事業の推進[2]災害に強いライフライン[3]顧客に信頼される経営の推進-を基本方針とし、▽安全で安心な水道水の供給▽下水の適正処理の推進▽施設の適正な管理および機能向上の推進▽災害に強い上下水道の確立▽最良なサービスの提供▽環境負荷低減の推進▽健全な経営の推進-を実現方策とした。

 「安全で安心な水道水の供給」では、▽水道水の品質の確保(水道水源の保全、水道水の品質の適正管理など)▽浄水場・配水管等の整備(水道需要に対応した配水管の整備、新たな浄水処理技術の導入など)-などを行うとした。

 「下水の適正処理の推進」では、▽水再生センター・汚水管渠等の整備(汚水管渠、水再生センター、ポンプ場等の整備など)▽下水道の適正使用の推進(下水道の接続推進、放流水の水質の適正管理など)-などを挙げている。

 「施設の適正な管理および機能向上の推進」では、▽浄水場・配水管等の最適な管理(最適な維持管理、改築更新、漏水防止対策など)▽水再生センター・汚水管渠等の最適な管理(最適な維持管理、改築更新、侵入水防止対策など)-などが挙げられている。

 「災害に強い上下水道の確立」では、▽危機管理体制の充実(施設の警備体制の強化など)▽基幹施設・基幹管路の耐震化の推進▽総合的な雨水対策の推進(公共下水道雨水幹線等の整備、雨水貯留槽設置の促進など)-などを行うとしている。

 「最良なサービスの提供」では、広報広聴活動の推進などを実施。「環境負荷低減の推進」では、再生可能エネルギーや資源の有効活用などに取り組む。「健全な経営の推進」では、アセットマネジメントや、事業者と連携した経営の推進などに取り組むとしている。

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