境岩井BPの道路改良など 本年度事業概要 女沼川は立体交差部が概成(県境工事事務所)

[2017/11/1 茨城版]
 県境工事事務所(瀬川潔所長)の本年度の事業概要によると、国道354号境岩井バイパスや県道結城坂東線バイパスの整備を急ぐほか、県道幸手境線バイパスは「新上船渡橋」(仮称)の負担金や道路改良工事を予定する。女沼川の河川改修事業では、トンネル本体がこのほど概成し、引き続き中央排水路との立体交差部下流側のゲート設置工事や市道橋の上部工事を実施する。

 同事務所は古河市、坂東市、五霞町、境町の2市2町を管轄している。管内は圏央道が横断するほか、幹線道路が南北に国道4号と新4号、主要地方道結城野田線および結城坂東線が、東西に国道125号と国道354号、主要地方道つくば古河線および土浦境線が連絡する。国道4路線と主要地方道7路線、一般県道20路線をあわせ、31路線の実延長は約296kmで、改良率は国道が99.6%、県道が78.6%となっている。

 河川は、国管理3河川、県管理12河川の一級河川が流れ、流路延長は左右岸あわせて約324kmとなる。要改修延長は301kmでこのうち改修済みが140km、整備率は46.6%となる。

 本年度の主な事業を見ると、国道354号は岩井バイパス(延長2300m)の整備を27年度に完了させ、残る境岩井バイパスの整備を進めている。圏央道と連携して沿線の工業団地の物流ルートとしての役割が期待されているほか、境町市街地部の渋滞緩和や圏央道のアクセス道路として、13年度から整備に着手している。

 バイパス全体の延長は6300mだが、特に圏央道境古河ICに接続する主要地方道結城野田線から若境線までの2km区間を優先区間として整備している。このうち、結城野田線から境町道1-7号線までの940m区間は、圏央道境古河ICの開通に合わせて27年3月に供用を開始した。28年度末の進捗率は36%で、本年度は引き続き残る優先区間の用地買収や道路改良工事を実施する。

 県道結城坂東線では、坂東市街地部の交通渋滞緩和や圏央道のアクセス道路として、18年度からバイパス事業に着手した。全体延長は3000m(幅員16m)で、総事業は24億円を計画する。国道354号バイパスより南側は、坂東市の合併市町村幹線道路緊急支援事業で整備が進められ、27年3月に供用されている。また、結城坂東線の現道から圏央道坂東ICに接続する740mも、本年2月の圏央道開通にあわせて工事を完了した。

 その南側の残る約1900m区間で引き続き整備を進めており、特にIC南側の300m区間は坂東インター工業団地アクセス道路(市事業)に合わせた整備を実施している。28年度末の進捗率は29%で、本年度は引き続き300m区間の用地買収に取り組んでいる。

 県道つくば古河線バイパスは、25年3月に開通している柳橋恩名線(延長6200m)と広域農道を結び、筑西幹線道路の当面のルートとして整備している。全体計画延長470mで27年度から事業に着手し、28年度には名崎工業団地の南東部の拡張にあわせ、古河市区域内を暫定2車線で供用開始している。

 県道幸手境線は、県西部と埼玉県東部地域を結ぶ重要な役割を担っているが、現道部が狭あいで屈曲箇所が多いため、10年度からバイパス事業を実施している。25年度からは国補事業化され、28年度末の進捗率は40%となっている。本年度は、埼玉県で施工中の中川に架かる「新上船渡橋」(仮称)の橋梁負担金をはじめ、道路改良工事を予定する。

 女沼川は現況河川の流下能力が小さく、大雨時に流域内でたびたび浸水被害が発生しているため、新たな利根川合流地点(新設の釈水水門)から国道354号(下辺見橋)までの延長5500mを小規模河川改良事業として3年度から着手した。現在は、総合流域防災事業で新たな利根川合流点から県道つくば古河線(才塚橋)までの3700mを整備している。

 これまでに、県道つくば古河線までの用地取得や掘削・築堤、市道橋3橋、伏越工1基の整備を進めており、23年度からは伏越工(古河市中央排水路の立体交差部)に着手している。この水路トンネルの本体工事は7月に完成し、引き続き本年度はトンネル下流側のゲート設置工事と市道橋(延長25.8m)の上部工事を実施する。

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