市街地活性化に注力 地域資源生かしまちづくり 若者呼び込み子育て環境拡充

[2017/11/9 栃木版]
 真岡市の石坂真一市長は、今年4月の市長選挙において当選。5月から市長に就任し、半年が経った。石坂市長は、若年世代の流入や子育てに向けた施策などのほか、アニメのキャラクターを活用するなど、市のPRに注力。市に埋もれている数多くの資源を生かし、市の振興につなげていきたいとしている。石坂市長に、今後の真岡市の市政について話を聞いた。

──市の特産品であるイチゴのPRの強化策に着手していますが

 石坂市長(以下、市長) 市のイチゴについては、ブランド力を高めていくつもりです。市の知名度を高めていくためにも、真岡市が日本一の生産地ということを発信していきます。市の知名度・ブランド力を向上させることで、市で仕事を行いたい若者を呼び込み、人口減少に歯止めをかけたいです。

 イチゴ生産をさらに伸ばしていくためには、若い世代による新規就農者が必要だと感じています。イチゴだけでなく、トマトやニラなどの農業も重視し、相乗効果で市の農業発展につなげていきます。

 ──若い世代のための施策について

 市長 若い世代の多くは共働きを行っていますので、女性の社会進出ができる環境が重要です。安心して子育てでき、病児・病後児保育、待機児童ゼロが実現できる環境を早急に整備していきます。

 新しい子育て支援センターについては、市役所周辺において整備予定です。子どもたちが室内で遊べるほか、子育ての悩みを相談できる場所となっております。

 ──新しい急患センターも計画されているようですが

 市長 新しい急患センターは、現在、中郷萩田土地区画整理地内で新しい病院建設を進めている、芳賀赤十字病院の敷地内に整備を予定しております。

 現在の芳賀地区広域行政事務組合運営の芳賀地区急患センターは、真岡市の患者が多数を占めるため、市で急患センターを整備することとしました。整備にあたっては芳賀郡市医師会の協力を得ながら進めていくこととし、医療の充実を目指していきます。

 ──中心市街地の振興について

 市長 市役所を中心としたまちづくりを行っていきます。まちなかに人が住めて、にぎわいを取り戻すことを目指していきます。子育て支援センターや健康増進施設の高齢者・健康増進ゾーンなどを市街地振興の事業に挙げています。高齢者・健康増進ゾーンについては高齢者だけでなく、市民全体を考慮に入れて構想します。

 まちなかににぎわいを生み出すため、どのようなまちづくりが良いか、市民全体で安心して住めるリノベーション事業を検討していきます。経済団体、企業、商店街などと連携し、まちづくりを進めていきます。

 ──市役所新庁舎は30年度後半に着工を予定していますが

 市長 新しい市庁舎には、コミュニティFM局を設置する計画で、33年度に開局する見通しです。FMから発信する防災情報の受信のためのラジオを、家庭に導入するための施策を、国と相談しながら検討を進めていきます。

 ──市総合運動公園の整備事業について

 市長 市総合運動公園は、28~30年度の北ブロックテニスコート周辺整備事業の整備で、北ブロックの施設を完成させる予定です。残る南ブロックについて、主な施設として軟式野球場がありますが、硬式野球場への整備を計画しております。

 ──新しい産業団地の整備を計画しているようですが

 市長 新しい産業団地については、現在のところ調査業務を行っております。調査を基に、新しい産業団地を作るべきか作らないべきか判断を行い、年度内に結論を出すつもりです。

 ──市の発展には交通ネットワークの整備が不可欠です

 市長 テクノ通り(国道408号)については、一刻も早い完成を国や県に要望していきます。市は、市街地や市内において、新しいバイパス道路を整備する地域を検討し、細かな道路整備も順次進めていきます。

【プロフィール】 石坂真一(いしざか・しんいち)=昭和30年9月4日生まれ。真岡市出身の62歳。平成7年に栃木県議会議員となり、6期の任期の間に副議長や議長を務める。29年5月に真岡市長に就任した。

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