鉄道2橋を補強に変更 鹿沼土木の小藪川改修 調整池工2件を年内発注 渋染橋架替えで30年度設計へ

[2017/11/10 栃木版]
 県は、鹿沼市西鹿沼工区1100m区間の一級河川小藪川改修に伴い、東武鉄道日光線横河部2カ所について、架け替えから鉄道橋の補強に変更したことが分かった。東武鉄道からの調査結果を受けたもので、下流側の第4小藪川橋梁は30年度の施工に向け詳細設計に移行。上流側の第5小藪川橋梁については、工法を固め30年度の詳細設計に備えていく。県鹿沼土木事務所によると、今年度末には約9割の用地補償を完了する見通しを示し、市道5100号線の渋染橋は架け替えに向け30年度の詳細設計に備えていくほか、年内をめどに一級河川上流端の調整池の排水樋管と護岸工事の2件を発注する予定としている。

 鉄道橋梁2カ所は、27年9月の県公共事業評価委員会で、老朽化や河川改修による影響度の高さなどを理由に架け替えを報告した。その後、委託先の東武鉄道が調査や設計を進めていく中で、現橋梁の補強対策で可能と判断したもの。今後は補強工法を固め、第4橋梁が30年度の施工に備えていくほか、第5橋梁は30年度に詳細設計に移行していく見通し。

 第4、第5小藪川橋梁とも昭和4年の架設で、橋長が7.0m。橋梁形式も同じで上部工が鋼桁の開床式、下部工は重力式としている。

 一級河川上流端右岸側に整備する調整池は、面積が8800平方m、容量は1万5000立方m。流量増加に伴い流れ込む小藪川との越流堤は20mで計画した。これまでに掘削工事が完了しており、今後は洪水を貯留する護岸工事に着手していく。今年度予定している下流側の排水樋管は1.0m×1.0mのボックスカルバート、護岸工はブロック積で計画、設計をまとめ工事量を試算していく。設計はダイミック(宇都宮市)が担当している。

 市道5100号線の渋染橋下流付近の標準断面は、河床幅4.2m、天端7.5mで計画。今後は橋梁架け替えに向け用地補償を進め、30年度の詳細設計に備えていく。現在の渋染橋の橋長は4.8m。上部形式がH桁RC床版、下部工は重力式橋台2基で、架設年度は不明としている。

 一級河川小藪川の改修事業については、27年9月の県公共事業評価委員会の再評価審議で、事業期間を31年度まで延伸することが了承された。

 現在整備を進めているのは、富士見橋から一級河川上流端の1100mで、上流端の2カ所の調整池と本川の掘り下げ等による断面拡幅を行い、氾濫被害を抑止する。10年に1度の洪水確率に対応する規模の整備を進めており、計画流量は渋染橋から上流側が毎秒27立方m、下流側は毎秒34立方mで計画した。

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