河川整備の予算措置を 小貝川での4施策 石井国交相に支援求める(小貝川改修期成同盟会)

[2017/11/16 茨城版]
 小貝川改修促進期成同盟会(会長・須藤茂筑西市長)はこのほど、石井啓一国土交通大臣を訪ねて「小貝川河川整備に関する要望書」を手渡した。要望活動には須藤市長をはじめ、衆議院の田所嘉徳議員、永岡桂子議員、国光文乃議員および上月良祐参院議員らが出席。住民の安全・安心の確保のためにも「小貝川河川整備計画」を早期に策定し、一昨年の「平成27年9月関東・東北豪雨」と同規模の豪雨にも耐えうるハード対策へ30年度予算措置などの支援を要望した。

 小貝川は昭和61年8月の台風10号で大出水が発生するなど、過去にもたびたび沿川地域に水害の猛威を振るってきた。一昨年の関東・東北豪雨の際には小貝川の西を流れる鬼怒川の堤防が決壊し、大規模な浸水被害が起きて水害の恐ろしさを改めて再確認した。これを受けて、国・県・沿川市町によるハードとソフトの治水対策が一体となった「鬼怒川緊急対策プロジェクト」が進行中。小貝川でも、水防災意識社会の再構築に向けて国・県・沿川市によるソフト対策を進めているが、重大な災害を繰り返さないためにもハード対策が急がれている。

 要望活動では、河川整備を一層促進させるために国交省の支援を訴えるとともに、▽小貝川河川整備計画の早期策定▽河川整備事業や適切な維持管理の着実な実施▽良好な河川環境保全の実施▽水防災意識社会再構築へのソフト対策等の推進──の4つの施策への支援を要望した。

 小貝川河川整備計画の早期策定では、中期的な「小貝川河川整備計画」を早期に策定し、地域と一体となった治水事業の強力な推進を要望した。

 河川整備事業や適切な維持管理の着実な実施では、小貝川下流部から中流部の堤防の補強対策の早期着手、中流部の河道内の掘削および樹木伐採の推進、30年以上経過した老朽樋管や頭首工の早期改築や改修、およびこれらの事業費を確保するために、30年度の予算措置および補正予算編成による早期実行を要望した。

 良好な河川環境保全の実施では、住民による貴重な動植物の保護活動をはじめ、流域住民の憩いの場や交流の場となっている福岡堰の桜や母子島遊水地のダイヤモンド筑波などを保全するための維持管理費を、来年度の予算措置および補正予算編成で確保することを要望した。

 水防災意識社会再構築へのソフト対策等の推進では、洪水時の避難判断の有益な情報取得のためのCCTVなどの設置や、洪水浸水想定区域図を踏まえたハザードマップの作成、沿川住民の防災知識の普及への支援を要望した。また、大規模自然災害が発生した際には国土交通省緊急災害対策派遣隊(TEC-FORCE)の円滑な支援が得られるように、日頃からの連携の強化や装備の充実についても要望した。

 小貝川改修促進期成同盟会は、筑西市、取手市、常総市、下妻市、龍ケ崎市、つくばみらい市、守谷市、つくば市8市のほか、福岡堰土地改良区、岡堰土地改良区、江連八間土地改良区、利根川水系県南水防事務組合で構成されている。

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